どうも、その昔「ガンダム部長」とよばれていた野間です。
さてクルマ好きでも知られる私ですが、「何に乗っているんですか?」と聞かれて 3台クルマを持ってますというとだいたい驚かれます。え、普通ですよ、だってホワイトベースにだって、ガンダム、ガンキャノン、ガンタンクと3台あったじゃないですか。
現代のクルマはモビルスーツ
正直にいいましょう、私はモビルスーツに乗りたかった。アムロ・レイになりたかったのです。しょうがない、小学6年生でガンダム見ちゃったんだから、そういう刷り込みされちゃうのも無理もないし、別にいいでしょう。でもね、実際にはこの世の中にガンダムはない、モビルスーツはなかったんです。その代りにあったのが、自動車。いわゆるクルマなわけですよ。
で現代のクルマはまさにモビルスーツといってもいいほど、身体拡張能力を持っているんです。でそのモビルスーツ、つまり自動車がいかにガンダムに近いかどうか、それが自分にとっては大切。
なんでもガンダム、ガンダムじゃダメ
ホワイトベースには3機のモビルスーツがありました。白兵戦闘用のガンダム、中距離用のガンキャノン、そして長距離支援射撃用のガンタンク。TPOや作戦行動によって使い分けするのはもちろん、携行する武器だって選んでいます。その多様性がモビルスーツのいいところ。アムロが「この作戦はガンダムじゃなくてガンタンクで十分だ」といってブライトの命令を破ってガンタンクで出撃、結局ブライトの戦局の読み通り結果的にガンダムに乗り換えることもあるわけですが、これは実はポイント。
戦局や状況によって、最適なモビルスーツを選ばなければならないんですよ。だからクルマでいえば、なんでもかんでも1台で済まそうとするのは、モビルスーツ的観点からいうとまったく意味がない。むしろやっているのはガンペリー1台ありゃあいいだろ、状態。
確かにガンペリーにミサイル積んで出撃すれば、運よく相手から向かってきてゴッグ1機くらいはやっつけられるかもしれません。でもガンペリーですからね、爆風でやられちゃうんですよ。
パブリクだってそうです。ミサイル積んでソロモンに突撃すれば、すごい破壊力ありますよ。でもね、身体の拡張能力としての一体感はないでしょう。
ガンペリーはミニバン、パブリクは軽自動車みたいなもんです。なんでもそれ1台で済まそうってのは、私には合いません。
ホワイトベースが3種類の特徴の違うモビルスーツを持つように、各家庭でも3台くらいは特徴の違う自動車が欲しいんです。
でもね。
自分のことをニュータイプだと思っていたけど、いつのまにかにオールドタイプになってた。
せめてシャリア・ブル、ランバ・ラルくらいはと思ってたけど、あいつら、年寄顔していて実際は30半ばだったよ。こっちはといえば立派な50歳。
で、ふと気付くともはやパプア補給部隊のガデム艦長、そして乗る車は旧ザクだった。いまどきアクセルペダルがワイヤーでスロットル直結、なんてありえないよねえ。
しかしこう言いたい。
しかし小僧、自分の力で勝ったのではないぞ。そのモビルスーツの性能のおかげだという事を忘れるな
まあ負け惜しみですけどね。