新型MINI。試乗してムムムとうならざるを得ないほどの完成度の高い、そして楽しい自動車。それを裏付けるものはなんだったのか、それはそのフィロソフィーにありました。
以下カタログの1pより全文転載(読みやすくするため、改行は挿入)。
インテリアにいちばん必要な装備とは何か?
ドライビング・プレジャーでしょ!
世の中に自動車が誕生して以来、その乗り心地は日々改善されてきました。今ではエンジン音は抑制され、サスペンションは快適になり、高速で走ってもますますゆっくりに感じられるくらいになりました。
MINIも、例外ではありません。高速走行時でも、路面の凸凹を感じさせないことはとても快適だと、知っています。でも、それがすべてではない、とも思っています。もしも快適性、静粛性を追求することがドライビング・プレジャーを低下させてしまうとしたら? このことはMINIにとって、そのまま受け入れるわけにはいかない問題でした。
伝説的なゴーカート・フィーリングを味わいたいからMINIに乗る。これが何世代にもわたって、世界中の人々のアドレナリンを掻き立ててきたのです。だからMINIは、より低い重心、より広いトレッド、そしてより高いシャシー剛性にこだわりました。
そして手に入れたのが、路面との一体感とスピード感。しかもこれはMINIには標準装備でなくてはいけないのです。MINIは、MINIに乗るドライバーが何を求めているのかを熟知しています。そしてゴーカート・フィーリングを支える手このロジーをさらに開発し、改善する手立てを持っているのです。
他にはない、新しいものをつくりだす、それがMINIの心意気です。
この心意気が嬉しいです。