ミニ四駆:えのもと杯耐久レース(2012年 7月)参戦レポート(土屋博士追悼レース) #mini4wd

まずとても残念なお知らせです。ミニ四駆ブームの立役者である、土屋博士がお亡くなりになりました。享年58歳でした。今回の耐久レースは土屋博士への追悼となります。土屋博士のご冥福をお祈りします。

土屋博士がお亡くなりに・・・: F800ST日記(旧:スカーバー日記)

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耐久レースですが今月は念願の立体コース。先月意気揚々と来てみたところフラットーコースで「えっ、立体じゃないの?」と最初から自爆していました。

ミニ四駆:えのもと杯耐久レース(2012年 6月)参戦レポート #mini4wd ([の] のまのしわざ)

ああやっぱり立体っていいよね~ と思っていたら、あれ、ジャンプがないぞ。

ん、フラットコース?

今回はちゃんと勘違いせず準備万端、新立体マシンを作成してきましたよ。

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新マシンは先週から使い始めたARシャーシ「エアロアバンテ」。

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大径ローハイトタイヤホイールに大径バレルタイヤを履かせることで外径32mmの微超大径を達成。フロントはいつもの9mmベアリング、リアは19mmプラリンという耐久の定番の構成。

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フロントはファーストトライセットの新形状FRPを利用しましたが、逆にリアはノーマルのリアステーをそのまま利用。アンダーガードも同じくノーマルのまま使っています。フロントにはオプションのアンダーガードを装着。

フロント・リアともにブレーキを両面テープでくっつけてスピードコントロール、ジャンプの手前で減速させます。

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そしてモーターはこれまた新発売のハイパーミニモーターを使用。スペック的にはトルクチューンよりも、

・回転数多少アップ
・トルク多少ダウン
・消費電力多少アップ

というマイルドな特性、アトミックモーターと比較すると、

・回転数多少ダウン
・トルク多少ダウン
・消費電力多少ダウン

というスペックなので、ミニアトミックという理解でもいいかもしれません。これに超速EXギア(3.7:1)を組み合わせています。

今回は15分x2回の合計30分の走行です。いざスタート!

立体耐久の難関は2カ所あるジャンプ台、ドラゴンバック。ポンとジャンプして着地で姿勢を乱してコースアウトすること多数。どうもまっすぐ飛んでないらしく、どうしても壁面にぶつかってしまい不安定です。

お隣のマシンは IKE'z WORKS、IKEさんのマシン。こちらも多少コースオフしますけど、なかなかの安定度で周回。

周回ペースは7.5~8.0秒。コースアウトしてもその場で戻せるので、ラップカウンターの前に戻すルールよりペナルティはさほど大きくないです。

その結果、結構コースアウトしたものの107周を周回。前半を意外にも6位で折り返します。あれ、初走行、初シャーシにしては健闘してるんじゃないの?

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今日もミニ四駆をみながらの親子丼がうまい! 玉葱たっぷり、一個丸ごと入ってます。

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昼休みにナイアガラ・スロープの練習で痛めつけられたクラウンギアを交換、このとき同時にプロペラシャフトをチェック、多少伸びていたのでトンカチでたたいて修正しました。

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後半電池が垂れてくるのを予想し、ブレーキの調整、ギアを超速EX(3.7:1)から超速(3.5:1)へ、アンダーガードの長さがたりずたまにコースにひっかかっていたので標準から弓形FRPに変更。

ベアリングをチェックしたところプラリンが1個スティックしてたのを発見、こちらも再度脱脂・洗浄の上注油してメンテナンス完了です。

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後半走行開始すると、周回ペースが速い、速い、速すぎる! 後半なのに7.3秒ペースで周回してます。さらに当初はブレーキがきいて安定していたものの、なぜか途中からコースオフするように。これはまさか・・・

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(走行後)

やっぱりブレーキが吹っ飛んでました。両面テープの耐久性は弱く、後半になる前に付け直すべきでした。とはいえ走行中に付け直している暇もないので、急遽モーター交換することに。今度はノーマルモーターへ換装です。

こんなときARシャーシだと裏面から交換できるので楽ですね。スペアマシンからモーターマウントごと取り外してスタンバイ、手早く交換です。

ところが電池が入らない、極性を逆に入れてしまった?

直して電源を入れたところ、今度は電源が入らない?!

モーターマウントの接点が奥に入り込んでしまって接触不良になってしまったのでした。これはよくあることで、爪で接点を起こして再度電池を入れ直して復帰。手間取りました。

その後ノーマルモーターで安定の走行、しかしラップは8.5秒程度と非常に遅く巻き返しは望み薄です。

結局後半は90周しかできず合計でも197周、総合11位に沈みました。

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今回はARシャーシ、ハイパーミニモーターに微超大径タイヤと初物づくし。総合的に考えるとどうでしょう。

【ARシャーシ】

リアステーの強度は十分、19mmプラリンをつける穴位置もちょうどよく、ライトに作るにはそのまま利用可能。電池、モーターも裏から交換できるのでかなり耐久向けといえます。

【ハイパーミニモーターの燃費】

23分ほどハイパーミニ、途中からノーマルモーターに変更し7分くらい走行した状態で電池を充電したところ、782mAh入りました。

予想では30分全部ハイパーミニモーターで走りきれるとふんだのですが、スペック上max消費電力 1.8Aということで、30分では900mAh使ってしまい、確かにそのような気配です。ネオチャンプの定格が950mAhであることを考えるとこれでは心元ありません。

今回入賞したTさんによると30分ハイパーミニモーター、しかもマスダンパーマシンで走りきったということですが、ちょっと余裕がないのと相当電池を育成しないと多少ギャンプルですね。

トルク、ハイパーミニで前半・後半を分ける組み合わせが良さそうです。

【32mm微超大径】

大径ローハイトタイヤ・ホイールにバレルタイヤを履かせて外径32mmにした微超大径。お手軽に最高速を伸ばせますが、やはりドラゴンバックでの挙動に不安が残ります。これを抑えるためにブレーキを強烈に効かせるのですが、今回のようにブレーキが剥がれてしまうとコースオフの連続となり、あまりよろしくありません。

大径ローハイトタイヤホイールを標準どおり、外径30mmとして使うのが無難そうです。

【ギア比】

ハイパーミニモーターに超速(3.5:1)ギアの組み合わせは多少速すぎ、後半でもコースオフが激しかったので超速EXギア(3.7:1)が無難でした。トルクチューンモーターであれば、超速でもいいかも知れませんが、データはまだとれていません。

【ラップタイム】

7.5秒がターゲットタイム、これ以上ではコースオフが激しくなります。8.0秒で安定的。

・8.0秒平均 225周
・8.5秒平均 211周

今回の優勝者、IKEさんの総合成績は221周、平均周回8.0秒ペースでした。

チーム戦にて、大径ローハイト(30mm)+超速EX(3.7:1)+ハイパーミニモーター+アルカリ電池の組み合わせで8.0秒ペースで安定的に周回。ブレーキを多少抜いて、7.5~7.8秒くらいで安定させて周回できるといいですね。

そういうわけで私の耐久レースのチャレンジはARシャーシの実地検証に近いものでした。

えのもとさん、参加者の皆様、おつかれさまでした。また次回よろしくお願いします。