さあ久々のミニ四駆ですよ。最近は沖縄にいったりラジコンしたりしてミニ四駆ができてませんでしたけど、私の大好きな耐久レース、しかも今回こそはジャンプのある立体コースでの参戦です。
まずはマシン作りから。
立体でのスピード域はさほど高くないけど、耐久レースなので効率よく走るべくS2シャーシ、大径タイヤをチョイス。実はこちら、昔耐久レースに作ったマシンですっかりお蔵入りしてたのを引っ張り出してきたものです。
これにタミヤ純正ゆとりステーを装着。なんとハイグレードカーボンの薄いタイプがあったので豪勢にこちらを取り付け、リアブレーキを吊り下げました。
フロントアンダーガード装着、マスダンパー装着も想定してサイドガードも装着です。しかもフロントにエアロまでつけちゃったり。これで完璧なわけですが、耐久レースなので何かあったとき用にスペアマシンも用意(左側)。
ということで朝6時までマシンを作り、3時間仮眠して9時に起きていったわけですよ、えのもとサーキットへ。
ゆったりとみんなとお話しながらコース組み立て。かなり長めのコースで立体的になっているじゃありませんか。ああやっぱり立体っていいよね~ と思っていたら、あれ、ジャンプがないぞ。
ん、フラットコース?
そうなんです、実はこれはジャンプ台のない「フラットコース」、井桁超大径が跋扈する恐ろしい世界だったのです。
↓井桁超大径の詳細はこちらをどうぞ
▼ミニ四駆:えのもと杯耐久レース(2012年4月)フラットコース参戦レポート #mini4wd ([の] のまのしわざ)
フラットコースと立体コースは隔月開催、そういえば私がこないだ来たのは2ヶ月前、4月のこと。前回とコースが違うのは雨の予報でショートコースだったからでした。
というわけでマシンセッティング、大失敗です。そもそも井桁超大径なんて作れないし、持ってないし。
でも大人の男は諦めません。立体マシンはそっとしまいこみ、予備マシンを急遽セットアップです。
はい、予備マシンでたー。早速練習走行でタイムを計測、どれにするか考えます。
事前走行練習のラップタイムは以下。
S2 トルク 3.5:1, 5.4s
MS マッハ 3.7:1, 4.3s
MS ハイパー 3.5:1, 4.2s
モーターはお約束のマッハダッシュ・・・なんてことはありません。というのも前回のフラットコース耐久で10分 x 2回 = 20分の走行時間であっても15分経過後の落ち込みはひどく、ほとんど電池がなくなっていたという憂き目にあったからです。
ミニ四駆:えのもと杯耐久レース(2012年4月)フラットコース参戦レポート #mini4wd ([の] のまのしわざ)実際スタートしてみると、スピードの差は明らか。ライバルたちにジリジリと差を広げられます。しかし1ヒート目でかせいだマージンがあるので、なんとか食らいついていければ、総合周回数でなんとかなるはず。ところが・・・
は、ハエが止まるほどの遅さ!
ということでラップタイムは遅いものの、最初の15分はトルクチューンモーター、後半の途中でトルクからマッハダッシュモーターに切り替えるという作戦に。
・・・
(今回新導入された、えのもとさんお手製大型タイマー。キッチンタイマーを改造して使用、意外と正確)
・・・
さすがは安定と信頼のトルクチューンモーター。最初5.0秒で周回を重ね、14分経過しても5.3秒までしか落ち込みませんでした。
この時点で147周、途中カウンタが正常にカウントできず10周くらい落ち込んでいましたけどそれでも暫定トップ N山さんの200周と比べると圧倒的な差です。それもそのはず、トップ集団は 4.4秒で周回してました。
ところがです。
最後の組が恐ろしい状態に。なんと4.0~4.1秒ペースで周回、なんとトップ 224周、221周、189周というハイレベルな結果。この時点でNさんは暫定3位へ。
まあ私は優勝争いに絡めるわけもなく、淡々と楽しむのみ。
おおまきのお弁当、親子丼です。玉葱がメチャメチャ入っていてヤバイです。一個丸ごといれてるんじゃないかと思うくらい。
・・・
そして後半戦。当初の予定どおり、7分(トータル22分)までをトルク、そしてマッハダッシュモーターに換装して追い上げる作戦を遂行です。
後半をダッシュ系モーターを使い燃え尽きる車が多い中、なんとか176周で走りきりました。
ラップタイムの推移は以下。
15分 5.3秒
22.5分 モーター交換
23分 4.3秒(マッハダッシュモーター)
28分 4.4s
29分 4.5s
30分 4.6s
最後の3分は毎週タイムが落ちるほどで、見た目的にも明らかでした。
その後家で充電してみたところ 764mAh 充電され、前回の 856mA充電という恐ろしい数値ではありませんでしたがこの辺がやはり限界といったところでしょう。
3日経過してからの計測、充電
1.37V(当日充電、放置した電池)
1.28V( 使用済電池)764mAh充電後、1.49V
仮にマッハダッシュモーターの消費電流を仮に 3.0Aとすると、
3000mA * 7 / 60 = 350mAh
をマッハダッシュモーターで消費した計算です。
一方トルクチューンモーターの消費電流は、残りなので
X mAh * 23 / 60 = 764mA - 350mA = 414mAh
X = 414 * 60 / 23
= 1080mA
約1Aです。
データシート的には1.3A~1.7Aなので、それよりも少ないイメージですね。
後半、トラブルで自滅パターンに入る人も。
ああ、N山さんのマシンにトラブルですよ。まずコースアウト、その衝撃でギアケースがおかしくなった模様、ギアがギャーギャーと鳴いています。
このロスの影響で挽回ならず、148周にとどまってしまいました。合掌。
・・・
まあ個人レースは個人レース、そしてこの後はお楽しみチーム対抗レースです。気を取り直してやっていきましょう。今回参加者が多かったために1チーム7~8名、40分勝負で行います。電池はアルカリ電池4本支給。
このチーム対抗耐久レースがデッドヒート。1周を争う熾烈なレース展開を見せます。
なんと 239, 238, 235周と4周内に3チームが入ってくるという状況。最後まで我々Aチーム、1コースとBチーム、3コースとでもみ合います。
途中数周ビハインドを負った状態でアンカーの私にバトンタッチ。最後なのでハイパーダッシュモーターを装着、追い上げを計ります。これが功をを奏してトップに肉薄、このままであれば追いつくはず・・・と思ったら。
最終走者として個人戦3位の YRGさんに交代、いきなりラップタイムがあがり肉薄するどころかジリジリと放されていきます。え、これはまずい! いかんせんダッシュ系モーター、しかもアンカーなのでもう電池にもパワーがありません。
そこで個人戦優勝者の方に再度交代。爆発的な早さはないものの、YRGさんのマシンと同ラップで周回していきます。その差はわずか3周。
このまま2位でゴールと思われたラスト数分、トップYRGさんの電池がたれてラップタイムががくんと落ちてきましたよ。こ、これは追いつけるか!?
しかしもう残り1分を切った状態、あと1周で同一周回になるといった状況。同一周回の場合は先にゴールを切った方の勝ちということで、結局は追い抜かなければ優勝はありません。
ゴールまであと十秒といった緊迫した最後の周回、ついにトップをとらえたーーー!
抜いたーーーー!
そしてタイムアップ、ゴオオオオオオーーーーールウウウウウーーー!!!
なんという劇的な逆転サヨナラゴール! 負けたYRGさん、Bチームは本気でしょげてました・・・あと1周手前だったら優勝ですもんね。
いやほんと40分を走りきって最後の10秒で逆転できるだなんて、これがあるからモータースポーツは本当におもしろいですね。本気で鳥肌たちました。
最後はみんなで唐揚げパーティ。おいしゅういただきました。
今回の個人戦の敗因はフラットコースと立体コースを間違えた点。とはいえ井桁超大径軍団相手になすすべがないのですが、今度でる新大径ホイールをゴニョゴニョすれば比較的簡単に超大径タイヤが作れるということなので、それでお茶を濁したいと思います。いや、そんな弱腰でどうする、井桁超大径が作れる技量を身につけて、なんとかN山さんをギャフンといわせたいですね。
今回もえのもとさん、参加者の皆さん、お疲れ様でした。また楽しみましょう!
【Amazon】 ミニ四駆REVシリーズ No.01 エアロ アバンテ (ARシャーシ) 18701
【Amazon】 グレードアップパーツシリーズ No.450 GP.450 ARシャーシ ファーストトライパーツセット 15450
新シャーシ、ARシャーシに専用のバンパー。これは必須ですね。