S2000整備記録:12年目の車検整備・ドライブシャフトでもデフでもプロペラシャフトでもなかった異音原因

ドライブシャフトかデフかプロペラシャフトか、どれかが問題だ:S2000ハンドリング・快適性向上の長い道のり(5) ([の] のまのしわざ)

乗るたびに「ペキッ、パキッ」音がひどくなる我がS2000。

元々はリアからかと思っていたのですが、最近はどうもフロント~センターから音がなる気が。ということはプロペラシャフト? ますます謎が深まります。

(中略)

今回の異音で怪しいのはこの

・LSD
・デフマウント
・ドライブシャフト
・リアハブ

に加え、

・プロペラシャフト

です。

「ペキッ、パキッ」という異音がひどく、これは重症と思われたために交換用ノーマルデフも用意。いつもお世話になっている「四輪オーリンズ専門店ガレージ・グループ4」で対応していただきました。

その中でリアハブベアリングのガタも発見、こちらは交換。同時に左ドライブシャフトのアウトボードを脱着、問題のないことを確認。再度グリスを充填、ドライブシャフトブーツを新品交換しました。

リアブレーキパッド・リテーナーが劣化していたため交換、マフラーパイプホースバンド交換。

しかし異音原因は不明。小ストロークでも音がするので「スタビリンクじゃないのかなあ~」といって、リア・スタビリンクのガタを調べたのですがこれも特に問題なし。ドライブシャフト、プロペラシャフトのガタもチェックしたものの、こちらも特に異常なし。

謎は深まるばかり、聴診器などを使ってもリアから音がするのですが・・・という中で念のためフロントのスタビを脱着、スタビリンクをグリスアップして装着してみたところ音が止んでしまったということ。

え? フロントスタビ??

確かにフロントから聞こえる「ことも」ありましたが、まさかフロントスタビだったとは…。しかもリアから聞こえていたのはどうやらリアまで音が伝わっていたようです。オリジナル・ボディ補強にリジッドカラーを装着しただけのことはあります(涙)。

リジッドカラーとボディ強化・パフォーマンスバーの弊害:S2000ハンドリング・快適性向上の長い道のり(3) ([の] のまのしわざ)

具体的には発進停止時の「コキッ(後ろから、発進時)」「パキッ(多分前、停止時)」という単体の音。そして走行中、段差などで伝わってくる乾いた騒音。悪い路面を走った時には顕著です。前者の「コキッ、パキッ」という音は駆動系、おそらくドライブシャフトとプロペラシャフトと思われます。後者はエンジンや駆動系の音が変質して伝わってきたよう。

デフカラーマウントを入れたときにも気付いたのですが、こういった強化パーツは走行したときのフィールや手ごたえ以上に「音」となってあらわれてきます。デフカラーマウントの場合は振動はさほど増えませんでしたが、騒音は明らかに増えてしまいました。

ようは強度が高くなると伝達がよくなって、それが音になるんですね。周波数が高くなるというか、「カーン」が「キーン」になるといった感じ。

なのでリジッドカラーはボディ剛性アップというよりも、エンジン・駆動系からの振動と路面から受ける振動をダイレクトに伝え振動・騒音周波数が高くなるという変化が大きい気がします。

ということでデフを下さずに異音対策は終了。今のところ音は完全に止み、快適性アップです。左リア・ハブベアリングを交換したので、駆動も心なしかスムース。

アクセルにダイレクトに反応して吹け上がるエンジンに酔いしれながら帰ってきました。ああ、やっぱいいね、惚れ直すね。

あとはタイヤ交換して、グリップレベルに合わせて再度オーリンズの番手をセッティングすれば元通りの予定です。さすがにリアだけ16インチタイヤというのはちょっとかっこ悪いですからね。

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ガレージ・グループ4さんには今回も手間がかかるリクエストに対応していただき、ありがとうございました。

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総走行距離 44824km