第4日曜日は恒例のえのもと・ミニ四駆耐久レース。タミヤ製電池(だいたいネオチャンプ)2本1セットのみで15分 x 2回走行=30分を走りきり、周回を競うもの。今回は新機軸、ピットイン義務を課し、ハーフタイムで電池に巻かれたマスキングテープを後半走行時にピットインして外す、というのが試験導入されました。が、今回の走行はそんなことは関係なくなるほどの波乱が。
今回も寝不足、マシンをセットアップする暇もなく既存のマシンの接点をクリーニング、ナノカーボン処理をするくらい。ベアリングも何もしないまま望みました。用意したマシンは左から
・軽快な走行が嬉しいスーパー2シャーシ
・もう1年以上走行している、安定・定番MSシャーシ
・前回走行タイムがよかったMSシャーシ新マシン
の3台。しかし、実はこれだけではないのです。
昼休みに組んだ、後半用マシン、スーパーXXシャーシ! というのも今回は前半と後半でシャーシ、モーターを変えようというガンダムでいえば「AGEシステム」戦略! 前半は手堅いトルクモーター+大径で周回数をかせぎ、後半はハイパーダッシュモーター+ローハイトでぶっちぎり。もし電池の消耗が激しくラップが落ちた場合は素早くモーター換装ができるようにと、裏面からモーターが交換できるスーパーXXシャーシなのです。
ほら、「AGEシステム」っぽい戦略でしょう。
ところが、アニメほどうまくいかないのが現実のミニ四駆。
まず前半、MSシャーシでの走行。ラップタイムはとてもよく、4.2~4.3秒で周回、他のマシンをちぎります。これはいける!と思ったのもつかの間、なぜか前転癖がついてしまって、ジャンプの着地後逆さまになって坂を下りおり、ラップカウンターの前に裏返しのままやってきて止まること10回ほど。前半を183周と低調に折り返します。
これはますます「AGEシステム」でスーパーXXシャーシ投入!
試走でのラップタイムは4.0~4.1秒と劇速。これは一気に挽回が狙えますよ、コースに収まりさえすれば。と期待をもって発進した第2回目の走行。1周目を素晴らしい加速力で駆け抜け、2周目・・・
どんがらがっちゃーーーん、ガフッ!!
ラップカウンターにハマって身動きが取れなくなってしまいました。しかもなんと隣のレーンのPさんまで巻き込んでいるじゃないですか、こりゃ自爆テロです。Pさん申し訳ありません!
しかもタイヤ・ホイールがとれてるじゃありませんか。まあまあ、ホイールが外れるなんてよくあること…と思ったのですがよく見るとホイール軸だけシャフトに残っている。ええ、外れたんじゃなくて、ホイールが割れました。
ラジ四駆ホイールではよくあること、だそうです。過去にリアバンパーが破断したり、ウィングがパージしたり、予想外のことが起きるのがミニ四駆耐久レース。トラブルは耐久レースの醍醐味といっても過言ではありません、というよりもはや
「マゾ」
といった方が正しいかも。もちろん笑顔で修理です。まだ1周しかしてませんし、レースは始まったばかり。
修理完了、ってあれ、タイヤ径違いますよ!
ローハイトタイヤは外形26mm、小径タイヤは24mmで2mmも異なります。でも仕方ない、予備ホイールないし4輪駆動だから走るでしょ。
はい、走ります。
ハイパーダッシュ2モーターの威力で飛距離は十分、ラップタイムもかなりのもの。しかし着地が安定せず、そこそこコースアウトしてしまいました。
緊急ピットインと補修で6分30秒ほどロス、8分30秒走行で119周。もしこれが15分フルで走れれば理論的には210周ほどできたはず…電池がもてば。
ということで可能性を示して、無残にも散りました、合掌。
無残に散ったのは私だけではありません。自爆テロに巻き込まれたお隣のPさん、ラップタイムが急激に落ちブレーキを外すなどしたのですが最終的にはローラーがスティックして途中リタイヤ・・・合掌。
結局206周、202周の合計408周を走ったYRGさんがぶっちぎりのトップ。後半は途中規定ピットインしての周回ですから、ピットインがなければ206周以上周回していたに違いありません、おそるべし。極限までフリクションを減らしたマシンでジャンプ姿勢も着地も安定して効率よく周回を稼いでいました。これは見習いたいです。
▼YRGさんの優勝マシン⇒耐久用MS-2011
そして2、3位は385周の同一周回という接戦、4位はそれに1周差の384周と相変わらず厳しい戦いです。2位決定戦は耐久レースの女王が2位を勝ち取りその強さを見せつけました。
・・・
気を取り直してチーム戦。チーム戦とは各チームが平等になるようチームメンバーを順位から決定、
Aチーム 1 6 7 ...
Kチーム 2 5 8 ...
Bチーム 3 4 9 ...
といったように振り分けどのチームが勝ってもおかしくありません。なんでABCじゃないんだって、まあそこはお約束といったところで。
今回トップをとったYRGさん率いるAチームに参加、これは優勝に期待がかかります。なのでスーパーXXシャーシにハイパーダッシュ2モーターというリスキーな組み合わせではなく、安全策でMSシャーシを選択。
スタート直後はジリジリと周回差をつけられていましたが、私にバトンタッチして逆転、その後リードを広げる展開に。
そしてトドメはトップYRGさん、ダントツに速いラップタイムと安定感でそのリードを15周以上にまで広げます。
最終走者で詰められましたが結局は14周のリードをもってゴール、チーム戦優勝です。
・・・
季節はすっかり初冬、紅葉の季節も終盤で日が落ちるのがはやくなり終わってみるととっぷりと暮れてしまいました。ここ高尾は冷え込みもきつく、昼間はまだよかったのですが日が落ちると物凄い勢いで寒くなります。そんな中、レース結果もお寒いことになった某Pさんが奇行に。
ダンボールをまとって何やら動きまわっています。これはメタルギアソリッド?
生み出されてから3年間、俺はずっとダンボールで過ごしてきた。なるほど、いいセンスだ!
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それほどショックだということですね、分かります。なにせCQC(カッターナイフ)で指を切っちゃうほど、もちろん瞬間接着剤で補修です。補修?w
今回の反省点、次回への戦略としては
・前半マシン MSシャーシの前転癖を直し安定的に走行する(安全策)
着地姿勢の適正化
ウィングの調整
重量バランスの調整
・後半マシン スーパーXXシャーシの速度域を調整、速いラップタイムで安定的に走行する(チャレンジング)
超速ギア⇒超速EXギア
ローハイトタイヤ(26mm)⇒小径タイヤ(24mm)
ローラーセッティング、アンダーガードセッティングの見直し
などが考えられます。来月こそは「あの人に勝ちたい!」です。
今回もえのもとさん、参加者の皆さま寒い中お疲れさまでした。来月はもっと冷え込むので寒さ対策を万全にして熱い走りをしましょう! 次回は12月25日(日曜日)です。きっと君はこない~、ひとりきりのクリスマス・イブ、サイレントナイト、ホーリーナイト~
クリスマス・イブはマシン製作・メンテで大忙しです、多分。
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