カラス型飛行機の製作

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日本のライト兄弟、日本の飛行機の父、二宮忠八デザインによる飛行機モデルです。

二宮忠八飛行館ホームページ-二宮忠八とは

明治20(1887)年、忠八は21歳で徴兵され、丸亀歩兵第12連隊に入隊した。その2年後、野外演習の帰り道のこと、仲多度郡十郷村(現在のまんのう町)もみの木峠で昼食をとっている時、ふと霧の中から残飯を求めて滑空してくるカラスに注目する。カラスは翼を広げ、羽ばたくことなくすべるように舞い降りてくる。飛び立つときには何度か大きく羽をあおって、すぐに谷底からの上昇気流に乗って舞い上がっていく。その様子を見ながら忠八は、向かってくる風を翼で受け止め、その空気抵抗を利用すれば、翼を羽ばたかなくても空を飛ぶことができるのではないか、と考えた。

飛行原理の発見である。

その日から忠八は空を飛ぶことの研究に没頭。休みのたびに研究を重ね、ついに1年後、「カラス型模型飛行器」を完成させた。飛行実験では、10メートル飛んだ。その後、自由に空を飛べる二枚翼の「玉虫型飛行器」の実用機の完成を目指し、何度も軍に上申して、日夜研究を重ねたが、あと一歩のところでライト兄弟が有人飛行機を飛ばし先を越されてしまったのであった。

そんなカラス型飛行機を模したモデル、正確な再現ではないですが、雰囲気がありますね。

▼正確な再現モデルはこちら⇒homepage3.nifty.com/s_wings/w_karasu/karasu01.htm

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主翼は発砲スチロールの板を曲げ、接着します。

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メインフレームは角材と発砲スチロールを組み合わせて。

あとは主翼とメインフレームをを接着、テールブームに逆V字の尾翼をつけて完成です。

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主翼の製作精度で飛行性能が決まるというなかなかシビアな設計です。尾翼でなんとかなる、というものではなさそう。手投げではちょっと左に曲がる傾向で、この修正が課題ですね。

重心が高い低翼機なのでバランスがシビアっぽいです。まだ飛ばしてないので、次回は飛行レポートを。

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