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▼ラジコン初心者におくる最新ラジコンプロポの選び方 ([の] のまのしわざ)
あれから2年以上たち、最新テクノロジーである2.4GHzプロポの第2、第3世代がでてきているので2011年版をお送りします。
まず基本的な AM/FM/2.4GHzの違いは「▼ラジコン初心者におくる最新ラジコンプロポの選び方」を参考にしてもらい、今回は2.4HGzにフォーカス。
【2.4GHzの方式、FHSSとDSSS】
新スタンダード 2.4GHzプロポに迫る - [ラジコン飛行機] All About2.4GHzには大きく分けて「DSSS方式」と「FHSS方式」の2つの方式がありますが、「DSSS方式」では、ある周波数を中心に送受信機間で事前に交換した特殊な符号をもとに、送信電力を広い帯域に拡散して通信します。「FHSS方式」では、送受信機間で事前に決めておいた周波数の移動パターンに基づいて、送信データを高速で飛び回し、その移動パターンを知る受信機のみが受信できるのです。どちらも事前に交換される情報を知らなければ傍受できない、非常に優れた通信方式となっています。
AirMac: DSSS と FHSS 相違点DSSS と FHSS の間の違いは何ですか?
Direct Sequence Spread Spectrum (DSSS) と Frequency Hopping Spread Spectrum (FHSS) は、IEEE 802.11 仕様で 2 つの異なるテクノロジーです。 またそれらには互換性がありません。
周波数ホッピングテクノロジー (Frequency Hopping technology) は最も古く、政府規制によって 2 メガビット/秒に制限されてます。
ダイレクトシーケンステクノロジー (Direct Sequence technology) は、もっとも広範囲にわたっており、最高 11 メガビット/秒のデータレートをサポートします。 それがイーサネットデータレートと同等のため、アップル社では DSSS テクノロジーを使用しています。
つまり2.4GHzといっても互換性のないFHSS方式とDSSS方式があり、これが違うと同じ「2.4GHz」とうたう送受信機でも通信ができません。面白いのは周波数帯とテクノロジが汎用なので、AirMacなどWiFiと一緒というところでしょう。
【Futabaに気をつけよう】
2.4GHzで台風の目となっているのが双葉電子工業のプロポ。その理由は色々ありますが、まず同じメーカーの中でたくさんの種類があるということ。
ラジつぶ: フタバの2.4GHzの種類4種類の2.4GHzシステム。
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フタバでは現在3種類(4PL登場で4種類に)の2.4GHzシステムがあります
プロポに採用されている2.4GHzシステムはこちら。■FASST-C2 → 4PK/4PKスーパー専用ハイレスポンスモード
┗4PK・4PKスーパー■FASST-C1
┗4PK・4PKスーパー・3PK・3PM・3PM-MX■S-FHSS → 発売予定の4PL用ハイスピードモード
┗4PL■FHSS
┗4PL・3PL・2PL4PKシリーズは、「FASST-C2」から「FASST-C1」へ切替も可能です。
発売予定の4PLは「S-FHSS」ですが「FHSS」にも対応らしいです。
ただ、「S-FHSS」のR2104GFレシーバーを2PLや3PLで使えるかは未確認です。
・・・もはや素人には何をいっているか分かりません。ハイエンドユーザーに対し、技術開発を続けた結果短期間でいくつものシステムが投入されてしまった結果でしょう。普通に送受信機を買う場合はいいのですが、複数の受信機を追加して買う場合はこの互換性をよく確認しないと予期せぬ互換性問題に遭遇しそうです。
突然ですがフタバレシーバーの一覧表を作成してみました。2.4GHz
システム チャンネル数 ダイバシティ
アンテナ サイズ
(mm) 重さ
(g) 定価 その他
R614FF FASST-C2 4ch 35.1x23.2x8.5 7.8 14000 カー用で最小
R604FS FASST-C2 4ch 採用 39x26x14 13.4 17000
R604FS-E FASST-C2 4ch 採用 39x26x14 13.1 16000 アンテナ内蔵
R603FS FASST-C1 3ch 採用 39x26x14 12.8 16000
R603FF FASST-C1 3ch 39x26x14 12.8 14500
R2004GF FHSS 3+1ch 39x26x10 8 8000
R2104GF S-FHSS 4ch? ? ? 9000 4PL標準ハッキリ言ってややこしいです。
【Futaba最新プロポ、FASSTとFHSSの違い】
Futabaの最新プロポ、4PLがコストパフォーマンスに優れていて大変よさそうです。
窓際高専生の走る盆栽ブログ - Yahoo!ブログ新しく出る4PLについて・・・
内容は・・・3PM2.4G-MXと新しく出る4PLではどっちが上位機種にな
るんですか?また両機種はFASST-C1とS-FHSSで違った2.4GHzシステム
を使ってますが具体的にどう違ってその違いがラジコン
をする上でどう影響してくるのかなど両機種の2.4GHzシ
ステムについて詳しく教えてください。またFHSSとS-FHSSの違いについて詳しく教えてください。
回答は・・・
1)3PM-2.4G MXと比較し、4PL-2.4Gが機能的に上位機種となります。
※4PL-2.4Gは、S-FHSSシステム搭載の車用最上位機種として、開発を行いました。
2)FASST(C1)とS-FHSSシステムの差異
a)2.4GHzのSSシステムとしては、両システム共に基本は同じです。b)其々のシステムの特徴は以下の通りです。
・FASSTシステムは、専用ICを使用するなど双葉独自の技術を採用し、通信性能を追求したシステムです。FASST-C1モードは、汎用Sxでの使用を考慮した、一般的な動作モードです。・S-FHSSシステムは、汎用ICを採用し、高性能ながら低価格を実現したシステムです。ハイスピードモードも搭載しており、デジタルSxとの組合せ使用にて、レスポンス性能を体感頂けます。
・尚、この両システムは、使用ICの特性上、使用周波数が少し異なる等により、互換性が有りません。
3)FHSSとS-FHSSの差異
a)S-FHSSは、FHSSをベースに機能の充実を図りました。
・ハイスピードモードを追加 (デジタルSxのみ使用可)
・全CHにF/S機能を追加
・バッテリーF/S機能を追加※ご参考ですが、4PK-Superは、エキスパートドライバー要求の高速レスポンスに対応した、FASST-C2モードを搭載しています。
↑最後に4PKを薦められた・・・
やっぱりわけわかりません…わかったのはFASST(C1)とS-FHSSシステムに「互換性がない」ということ。
またハイエンドモデル4PK(FASST)と4PL(S-FHSS)のレスポンスについては以下も参考になります。
RE:4PLについて | AVAMCHO7withHIDEROいつも当サイトをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。
また、Futaba製品のご使用いつもありがとうございます。4PLのレスポンスは
単独状態で4PK相当とご理解下さい。但し、SFHSS方式とFASST方式では、
FASSTの方が信頼性の面で若干有利になります。
私のお勧めは、新製品でもある4PLです。ソフトも殆ど4PKSを踏襲していますし、
軽さのメリットもあります。最終的に4PKSになる前としての4PLはかなり良いと
思います。
アンプの設定項目に関してですが、一部4PLで設定できない項目があります。また、
周波数の変更間隔がMC950CRで30kHz毎と若干荒くなります。具体的に設定
項目が出来ない内容は、カレントタイムリミット等です。メインでよく使う項目に関し
ては設定できると思って大丈夫です。
またご不明な点等ありましたらメッセージお待ちしています。
同じFutabaメーカーの2.4GHzプロポでもラインによって「互換性がない」、メーカーが違うのと同じ状況だということです。後悔しないためにもここはじっくりと選びましょう。
【フランスモードとは】
さらにFutabaをややこしく感じるのがこの「フランスモード」設定の件。ことの発端はレース時各メーカーの2.4GHzプロポが一緒に使われたときのこと。他社製プロポが使えなくなるという問題が発生し、それを回避するための設定ということです。
もけのラジコン 4PKは設定変更が必要4PKを使っていると、混雑している時に他社の2.4Gで電波が出せないトラブルが起こり、その回避方法として4PK側での設定変更をフタバで推奨しているようです。
4PKをフランスモードに設定する事によって、他社の2.4G(サンワ?)が動作するようになるそうです。確かフランスは電波法の違いで2.4Gの使用帯域が狭いので、それで空きチャンネルが出るのだと思われます。裏技っぽいですね・・・
4PKの台数が増えた時は、帯域が狭いのでレスポンスが少し落ちそうな気がします。
以下はPRO-SHOP FUTABAからの転載です。----------------ここから
4PKご使用上の注意4PKも発売から2か月が経過し、お客様及び各地のサーキットより各種情報を頂いている状況です。その中で、混み合っているサーキットでは、他社プロポをの方式の相違により、他社プロポの一部に電波が出せない現象が発生する事が確認されました。
本現象を回避する方法としてT4PKをフランスモードに設定してご使用頂く事で回避出来ますので、御面倒でもご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。
フランスモードへの変更方法
1.T4PKの電源を入れ、ジョグボタンでメニュー画面を表示します。
2.メニュー画面から「SYSTEM」を選んで、SYSTEM MENUの画面を表示します。
3.ジョグボタンで、SYSTEM MENU 3 の画面を表示します。
4.一番下の「2.4G-BND」を選んで「+」または「-」ボタンを押して、「GENERAL」から「FRANCE」に変更します。
5.T4PKの電源を一旦切ります。
6.再度T4PKの電源を入れた時からフランスモードが出力されます。
一度フランスモードに設定すると、再度「GENERAL」に変更しない限り、毎回フランスモードで出力されます。
次に入荷する4PKは初期設定でフランスモードになっている模様です。
----------------ここまで4PKユーザーは平和の為に協力いたしましょう。
メーカーからの正式通達のため、タミヤでも発表しています。
フタバ4PKをご使用される選手のみなさまへメーカーからの通達によりフタバ4PKプロポを使用する場合、
以下の方法で「FRANCE」モードに必ず切り替えてご使用下さい。
一方でこれはレース時だけの対応、ということで通常は「GENERAL」にして使って下さいともいっています。
双葉(フダバ)の4PKを使用していますが、フランスモードと言う設定になっていま... - Yahoo!知恵袋以下引用
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いつも弊社製品をご愛用いただきまして誠にありがとう
ございます。お問合せの4PKのフランスモード設定の件は車のレース
時のみの対応です。
いつもGENERALモードでご使用ください。
--------------------------------------
双葉電子工業(株)
ホビーR/C 担当
えーっと、やっぱりわけわかりません。レース時じゃなくてもラジコン場にいけば同じ状況なのでフランスモードじゃないと他社プロポがノーコンになっちゃうんじゃないのかな・・・
【Sanwaは安心なの?】
よるのお楽しみ SANWA MX-3X RX451買っちゃったw一番の謎は送信モードがDHSSとFHSS(ナローようとフルレンジ用)の3つあるのですが
取説では、FH3 がフルレンジモード FH3F がナローモードとなっています。
※これってTypo?自宅ではさすがに検証しようがないけど、逆のような気がする!ご存知の方がいたらぜひ教えてください。
<教えていただきました>
> サンワのFHの後のFはナロー(フタバでいうフランスモードです)。
通常はFH3FではなくFH3で使うと混信がなくいいと思います。<ありがとうございます^^>
フランスモードきたーーーーw
やっぱりMOD TYPEがたくさん。
三和電子機器株式会社M11X MOD TYPE変更機能(FH3F/FH3/DS2)※注意
MX-3X MOD TYPE変更機能(FH3F/FH3/DS2)
MT-4 RF MODE設定(FH4T/FH4FT/FH3/FH3F/DS2)
…わけわかりません。最後にFがつくと「フランスモード」ということだけは理解できました。
受信機(レシーバー)はというと。
RX-451R
●M11X専用
●2.4GHz FHSS3 スペクトラム 拡散方式 4ch
●スーパーレスポンス(SSR) モード搭載RX-451
●M11X, MX-3X用
●2.4GHz FHSS3
スペクトラム 拡散方式 4chRX-442DS
●SANWA製 陸用2.4GHz帯 プロポ専用
●2.4GHz DSSS2
スペクトラム 拡散方式 4chRX-371
●SANWA製 陸用2.4GHz帯 プロポ専用
●2.4GHz DSSS2 スペクトラム 拡散方式 3ch
Sanwaの場合は2.4GHzの方式、FHSSとDSSSを基本として数を増やしていく方法のようです。当然FHSSとDSSSと互換性はないですが、プロポ側でモード変更して対応可能です。
ちなみに最新のMT-4はなんとテレメトリーシステム搭載。
MT-4詳細幾多のコンペティションを制覇しているM11Xに連なる “スーパーミドルクラスプロポ” MT-4。
これまでの圧倒的なレスポンスはそのままに、搭載車両の温度、回転数、受信機電圧が
把握できるテレメトリーシステムを搭載。
走行中に得られたデータは、全て送信機に蓄積(ログ)され、走行後にも細かくチェックでき、
ピットに戻ってマシンのセッティングに反映するなど、RCの楽しさがより奥深いものになります。
従来送信機(プロポ)・受信機(レシーバー)は東京タワー(電波塔)とTV(受像機)という関係だったのに対し、MT-4はお互いに送受信機の関係で双方向通信ということで。よりインターネット的で、2.4GHzという方式を活かした、新時代のプロポ。これはとても惹かれます。
【お勧めプロポ】
▼テレメトリーシステム搭載 Sanwa MT-4
新時代を切り開く新機能にワクワクドキドキです。
▼コストパフォーマンス最高 Futaba 4PL-2.4G
もちろんハイエンドプロポもお勧め。長く使えますし、ツブシがききます。お財布さえ許せば狙いたいですね。
▼ハイエンド Futaba 4PK-2.4G Super
▼ハイエンド Sanwa M11X
とにかく手軽に、そしてコスト優先という場合はエントリーモデルを。
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タミヤ RCシステム No.46 エクスペック GT-I (電動RCカー用セット) 2.4G
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SANWA 【プロポ】 【101A28701A】 BLAZER-G/2.4G(MORMAL)
AM/FMよりもバンド管理がいらない分、気楽です。
【参考リンク】