ニスモ感謝祭、NISSAN R390 GT1 同乗走行を体験! 想像を遙かに超えるGに昇天寸前 #nismo

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今回日産さんのご厚意により、レーシングカーの同乗体験走行をしてきました。クルマはルマン24時間レースに出場、星野一義・鈴木亜久里・影山正彦さんによるドライブで総合3位を獲得した NISSAN R390 GT1。今回は ブノワ・トレルイエ選手によるドライブです。

まずはとにかくその同乗走行のビデオをご覧ください。

スタートした瞬間からヤバいです。いきなり全開加速! さらに加速、加速! 

フルブレーーーーーーキ!

シミュレーションで知っていたのに、こんなにGがすごいだなんて

思わずセイラさんの名セリフを口ずさんでしまいました。

そして再び加速、加速!ギアがあがるたびに血の気が引いていきます。そして迎えたコカ・コーラーコーナー。

横G、横G、横G!

イニシャルDの池谷先輩のように思わず意識が遠のいていくのが分かりましたよ。いやね人間、逃げたくて逃げ場がない状態だと失神するといいますが、その一歩手前です。

その勢いで100R、フルブレーキしてヘアピン。そしてまた、

加速、さらに加速、もっと加速!

です。うわー、まじかよーー、もうお腹いっぱいだよと思っていたシケイン、ダンロップコーナー手前。

ドカン!

超フルブレーキ、身体全体が浮きあがって前へと飛ばされます。実際には5点式シートベルトで固定されているのですが、つっぱった足で立っているかのよう。

どう考えても1GとかそんなレベルじゃないGがかかってます。

右に左にとプリウスコーナー、最終コーナーを抜けてようやく直線です。のびやかに加速していくマシン。ブノワ選手にカメラを向けると・・・

こっちむいて手を振ってる!

ちょ、前見て前!! 何キロでてると思ってるの!

動揺しまくりです。そして最高速から1コーナー。またきましたよ、

ドッカーーーン!

ブレーキが強烈です。縦G、いったいいくつかかっているんでしょう。

とかいっている間に前のクルマに追いついてしまいましたよ。前のクルマ、といってもこちらも同乗走行を行っているレーシングカー。遅いはずがありません。
ところがみるみるうちに近づいてきて、ダンロップコーナーで一気に差をつめます・・・

って前のクルマ、気付いてないよ!

なのにいきなり100Rでインをつこうとしてぶつかりそうに・・・

レースじゃないんだから!体験走行なんだから!

それにしても他のレーシングカーを置いていってしまう異次元の走り。さすがルマン24時間総合3位です。というかブノワ選手、走りがマジです。ラインをバッチリとってます。しかも同乗走行最後なのですっかりマシンにもなれて、ベストラップを出そうとしているんでは?

と思うくらい、手抜きなしのマジ走り。実際には運転を楽しんでいて、まだまだ余裕があるんでしょうけど、このGの嵐。この状態でずっと走り続けるんですから、レーシングドライバーという職業は本当に凄いと思いましたよ。趣味で多少サーキット走行とかやっているわけですけど、これは

キッパリ無理!

ムリムリムリ!

あぶないもん、こわいもん、やばいもん!

ということでピットインに向かったときは正直ほっとしました。が、

ピットロードに入っても全然減速しない!

ここも攻めるのかよ! こんな狭いのに!!

最後まで意識が遠のく体験でした。マシンから出た時にはすっかり足がヨレヨレ、ガクブル状態でした。いや本当に貴重な体験ありがとうございました。

日産の方いわく、R390は「あたり」「一番人気」だったそうですが、なんとなく理解できました。これはレーシングカーの中でも凄いです。

(R390当時の映像)

日産・R390 - Wikipedia

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(同乗前の様子。安全装備としてヘルメットグローブ、レーシングスーツ着用です)