往年の名ドライバーが大人気ない走りを披露した「レジェンドカップ」:JAFグランプリ 富士スプリントカップ 2010 #jafgp

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まさに往年の名ドライバーがズラリ!

JAF Grand Prix SUPER GT & Formula NIPPON FUJI SPRINT CUP 2010

往年のトップドライバーが現役時代の勝負魂を呼び覚ます!

「レジェンドカップ」は、本大会のテーマのひとつ「モータースポーツファンへの感謝」具現化のため、「あの人のドライブをもう一度見てみたい」あるいは「あの人のレースを一度見てみたい」といった、幅広い層のファンに贈るものです。

過去に国内外のモータースポーツの舞台で活躍し、現在はチーム監督を務めたり、業界のご意見番として活躍する往年のトップドライバーが、久しぶりにステアリングを握り、真剣勝負に挑みます。

日本人初F1フル参戦ドライバー中島悟さん、鈴木亜久里さんからはじまりドリキンこと土屋圭市さん、長谷見昌弘さんに高橋国光さん、ルマン優勝・関谷正徳さんなどなど、もはや全員が有名すぎて紹介しきれないほど。

JAF Grand Prix  SUPER GT & Formula NIPPON  FUJI SPRINT CUP 2010 エントリーリスト
JAF Grand Prix  SUPER GT & Formula NIPPON  FUJI SPRINT CUP 2010 予選:決勝1レースグリッド

PP 100 ■ 高橋 国光 70
2 3 ■ 長谷見 昌弘 65
3 11 ■ 星野 薫 63
4 37 ■ 関谷 正徳 60
5 20 ■ 柳田 春人 60
6 25 ■ ジェフ・リース 59
7 32 ■ 中嶋 悟 57
8 26 ■ 和田 孝夫 57
9 2 ■ 土屋 圭市 54
10 17 ■ 鈴木 恵一 61
11 36 ■ 舘 信秀 63
12 16 ■ 影山 正彦 47
13 12 ■ 髙木 虎之介 36
14 8 ■ 服部 尚貴 44
15 6 ■ 黒澤 琢弥 48
16 10 ■ 金石 勝智 41
17 55 ■ 鈴木 亜久里 50
18 85 ■ 森本 晃生 50
19 15 ■ 岡田 秀樹 51
20 24 ■ 近藤 真彦 46

50歳以上は予選タイムに (50-年齢)秒を加算(実際には減算)するハンディ付

今回GT500/GT300にフォーミュラ・ニッポンだけでなく、この名ドライバーがずらり勢ぞろいした「レジェンドカップ」を目当てにいってきました、富士スピードウェイ。

そこにはまさに現役時代さながらの光景が。いや現役時代でもこの取り合わせはなかったはず。ある意味夢のオールスター。サントリーのモルツ球団のようなもの。

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豪華な顔ぶれに眩暈ですよ。

JAF Grand Prix  SUPER GT & Formula NIPPON  FUJI SPRINT CUP 2010

今は現役を退いているとはいえ、日本のモータースポーツの歴史に輝かしい記録や記憶を残してきたドライバーであり、実際にステアリングを握れば、現役時代の勝気な気質が蘇り、白熱したレースが期待できます。

また、決勝1の予選では年齢によるハンディ制が導入され、現役に近いドライバー達の後方からの追い上げが予想されます。

決勝2のスターティンググリッドは決勝1のリバースグリッドとなるため、実際にタイムが速いドライバーが後方から追い上げることとなり、両日の決勝はスタート直後から迫力あるバトルが堪能できるでしょう。

まさにこの予想どおりの無茶苦茶な展開。というかみんなエキシビジョンなんだから、もっと大人になろうよ!(爆笑)

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(ドッグファイトに相応しいフェンダーぼっこり)

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(長谷見さんが怒るのも無理はない、激しい追突の跡w)

富士のコースが広いからといっても、4台が並走するという展開に「楽しむ」とか「魅せる」とかそんなのありません。「オレが一番うまいんじゃぁ」という意地の張り合い、何人たりともオレの前は走らせん!って、どこのフレッシュマンですかw


レースの経緯と結果は以下。

JAF Grand Prix  SUPER GT & Formula NIPPON  FUJI SPRINT CUP 2010

ファイナルラップに魅せたドッグファイトバトル!
影山正彦選手が大先輩の関谷正徳選手に逆転勝ち
往年の名選手の“熱い”レースにスタンドから大歓声

■関谷選手が高橋選手を抜きトップに
 スタートでは、3番手グリッドからNo.11 星野薫選手が好ダッシュ。だが、ポールススタートのNo.100 高橋国光選手を抜くには至らず、高橋選手を先頭に各車が一団となって1コーナーへとアプローチしていく。だが、1コーナーから2コーナーにかけては何台もがアウトにオーバーランする“熱さ”を見せ、順位は大きく入れ替わる。

 さらにダンロップコーナーへのアプローチで、No.37 関谷正徳選手が高橋選手のインを突いてトップを奪う。これで、オープニングラップを終えた時点でのトップ3は関谷選手、高橋選手、No.2 土屋圭市選手のオーダーに。さらに、8列目と6列目からジャンプアップしたNo.6 黒澤琢弥選手、No.16 影山正彦選手が続いた。

 土屋選手は高橋選手の背後にぴったりと付け、まるで後方からの猛チャージに対するバリケードのようにコンボイで走行する。その間に関谷選手はじわじわとリードを広げていく。高橋選手、土屋選手の“師弟コンボイ”は、その後、黒澤選手、影山選手、No.32 中嶋悟選手らにもパスされる。

■師匠・関谷選手に影山、黒澤選手が猛アタック
 雲の上の先輩をパスして行った黒澤選手と影山選手は、続いて関谷選手をロックオン。に狙いを定めることになる。黒澤選手にとって関谷選手はトムスでの大先輩、影山選手にとってはレイトンハウスでの大先輩。現役時代には胸を借りるのさえはばかられた間柄だが、ここでは真剣バトルを繰り広げることに。レース前、長谷見昌弘選手が語った「クルマに乗ればレーシングドライバー。全員、間違いなく本気になるよ」のコメントどおりの展開となった。

 ファイナルラップ、影山選手がダンロップコーナー手前で関谷選手のアウトからしかけると、黒澤選手も大先輩のインを突く。3台は横一線になりながらダンロップコーナーにアプローチ。次の左30Rで影山選手が大先輩との対決を制し、そのまま逃げ切ってトップチェッカーを受けた。一方、黒澤選手はあと少しで大先輩を抜けず、関谷選手が2位、黒澤選手が3位となった。

 この間に後方でも様々なドラマが展開されていた。クールな走りに定評のあった長谷見選手がまさかのオーバーランで早々に戦列を離れたり、高木虎之介選手が100Rでスピンしたり、鈴木亜久里選手がスピンから見事なリカバリーを見せたりと、観客席からは拍手と歓声、ため息や苦笑が沸いていた。

いやあ、最後まで本当に楽しかったです。
しかも日曜日には決勝2レース目が行われるんだから目が離せません!

TV放送もあるとのこと。

J SPORTS オフィシャルサイト

JAF Grand Prix  SUPER GT & Formula NIPPON  FUJI SPRINT CUP 2010

J SPORTS Plusでは、11月12日(金/予選)〜14日(日/決勝②)の3日間、スーパーGTとフォーミュラ・ニッポンの各予選と決勝に加え、往年のトップドライバーによるレジェンドカップをライブ放送(計14時間)します。

なお、フジテレビ系列「スーパーGTコンプリート」(地上波)およびBSフジでも大会終了後に放送する予定です。

でもCSじゃあなあとお嘆きのあなたへ。そうです、Ustreamがあるじゃないですか!

↓ NISSAN_MSによるUstream中継
SUPER GT 2010 on USTREAM: スーパーGTを中心に、日産のモータースポーツ活動に関するイベントの模様を中継します。.

パブリックビューイングもあります。

Twitter / @日産自動車株式会社: 今回、横浜および札幌ギャラリーでは、土曜日曜GT30 ...

今回、横浜および札幌ギャラリーでは、土曜日曜GT300/500の決勝レースともパブリックビューイングを開催!プレゼントの抽選整理券もお配りしているのでぜひゲットしてくださいね! (#SUPERGT live at http://ustre.am/gHsV)

それにしても本当に面白いレースでした。これ、毎年やってくれないかな。

クルマが同で誰が誰だか分かりにくいので、今度は顔写真を痛車みたいにでっかく貼ると分かりやすいと思います。あと名前はローマ字よりも漢字がよいかと。

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