熱海ラブプラス現象(まつり):箱庭(DS)の世界から現実に飛び出た未来の恋愛像

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(大野屋ラウンジにて)

土曜日はDSのラブプラス+、熱海旅行イベントだったので無理矢理同じ日、同じ場所「熱海」まで行ってきましたよ。まさにシンクロニシティ。

ラブプラス+ | 熱海 ラブプラス現象 キャンペーン

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DSの中で「着いたな、熱海」と言えば、

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本当にその時、熱海駅の前の同じ場所に立っていたのです。

このシンクロニシティを補強するのがARマーカー。2次元バーコードが熱海の街、約30箇所に配置されiPhoneアプリでみるとそこに出現するんです、寧々さんが!

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(ムーンテラス・恋人の聖地)

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(ホテル大野屋、お土産物売り場)

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(初島行きフェリー乗り場)

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(熱海城天守から熱海を望む)

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(あいじょう岬)

あいじょう岬とは、愛+錠にひっかけており、ここで錠前をかけて永遠の愛がちかうという恋人たちの名所です。その絵馬はというと・・・

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もはや半分以上がラブプラス。いかに彼氏たちが一途であるかという証明です。

熱海ラブプラス現象(まつり)、は一見ラブプラスにひっかけたイベントのようでありwebなどでみても「ふーん、スタンプラリーかあ」くらいにしか思わないのですが、いってみると末恐ろしい、まさに現実世界がラブプラスの世界の拡張、つまり街全体が拡張現実されてしまったのでした。

それを最大にバックアップしているのが熱海市。

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NINTENDO DSとラブプラスをもっていけば特別割引です。「カノジョを見せてね」と明るくかいてありますけど、これは非常に重要なターニングポイント。

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実はスタンプラリーの台紙「パーフェクトガイドマップ」を入手するにはまず熱海駅前「コンシェルジェ」に行きます。

ここで「ラブプラスのスタンプラリーの台紙を下さい」というと、現実の綺麗なお姉さんが「ではDSとラブプラスの画面を見せてください」というのです。

いいですか、これはもはや赤の扉を選ぶか、緑の石を選ぶかくらいの大きな選択です。

現実世界に決別し、ラブプラスの世界に本当に入るのか否か。もしまだ現実に未練があるのなら、ここですごすごと帰るもよし。どうせならその女性をナンパするくらいの度胸があるほうが頼もしいというものです。しかし彼氏力MAXな紳士たちはここはすかさず、0.5秒でNINTENDO DSをパカッと開き、満面の笑みで自慢の彼女を披露するのです。

赤の扉は開かれました。

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もうこれでこの熱海は現実のものではありません。たまたまNINTENDO DSの外側にある現実世界ですが、すでにラブプラスの中の世界。拡張現実の街となるのです。

この感覚、既視感があります。それはSFの世界。

特にバーチャルリアリティが流行ったころのSFの世界観によく似ています。現実の街だと思っていた場所が、実は作られた町だったというアレですね。熱海の場合は逆に現実の世界がこの赤の扉を選んだことで、非現実化した、拡張現実になったという状況でしょうか。

さらにもうひとつ。それは作られたものとの恋愛。

ロボットやアンドロイド、人が作った人工物に対して恋愛はなりたつのかどうか。SFやマンガ(手塚作品)などでは純愛的に描かれ、世間が白い目でみるのに対して主人公は一途に人工物を愛する姿が印象的です。

そう、それが今まさに現実化したのです。NINTENDO DSと iPhoneの画面を通して。

この微妙な違和感と安堵感は体験してみないと分かりません。ARによる寧々さんの写真、どれも同じように思いますが、実は人によって全部違うのです。いった日の天気、その人の写真の撮り方などによって。この写真はまさしく現実です。

ラブプラス+の発売、そして夏休み、熱海の全面協力による熱海ラブプラス現象(まつり)はタイミングといい、密度といい、まさにパーフェクト。これを体験せずにこの夏は終われませんよ。

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寧々さんがARで現実化? それとも自分が...(動画) : ギズモード・ジャパン

上記で紹介したPV、この世界が待っています。

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