今回お届けするのはラジコンはラジコンでもミニ四駆のラジコン。デカ・ラジ四駆というべき1/10スケール ボルテック・ファイター(VOLTEC FIGHTER)です。先日のタミヤオープンハウス、アウトレットコーナーで見つけて衝動買いしてしまいました。
キットはというと非常にシンプル。タイヤもホイールと予めセットされています。
ミニ四駆に親しんだ小学生をラジコンへステップアップさせる位置づけのキットということで、色々な配慮がなされています。例えばネジはプラスドライバーだとネジ山をなめてしまうので六角レンチで回せるよう六角になっています。
またパーツは極限にまでシンプル化。一方でプラベアをベアリング化すればそれなりにフリクションを減らせるし、ギアデフ採用でスムースなコーナリングを実現します。ミニ四駆同様直結四駆だと曲がりませんからね。
では早速作っていきたいと思います。製作は小学1年になった息子が担当、ラジコン作りは今回が初めて。
プロペラシャフト。べベルギアを前後に装着、こちらもプラベアをつけています。
プロペラシャフトは横にポポイっとはめ込みます。その後カバーを装着。
フロント側、カウンターギアをつけることでデフギアと噛み合います。
リア側、スパーギアとアイドラーギアの2つでデフギアおよび後で装着モーターピニオンと噛み合います。
モーターは380モーターを使用。グラスホッパーの標準モーターと同じサイズですが、こちらはモーターをシャーシ内部に装着する関係で540モーターへの換装は想定されていません。グラスホッパーは540モーターに換装することで高速にできました。
4周年と4歳のお誕生日とグラスホッパー ([の] のまのしわざ)
タミヤ グラスホッパーのシェイクダウン走行 ([の] のまのしわざ)
ステアリングナックルを装着。ドライブシャフトはドッグボーンです。
標準ではCPRユニット、受信機とアンプが一体化されていましたが、今回使ったの普通の受信機とアンプ。横に難なく装着できました。
バッテリーは底面から交換できるタイプ。グラスホッパーと同様です。
バッテリーホルダーをでっかいボディキャッチで固定します。こんなところもミニ四駆っぽいですね。
シャーシ完成。このあとフローリングでドリフト走行を楽しみましたが、なかなかこれは面白いです。バッテリーがセンターでモーターがミッドシップなので、ミッドシップ4WDっぽい車の動きをします。ドリフトアウトするときはリアが重くて飛んでいきますね。
ボディはミニ四駆同様プラスティック。裏面にキャッチを固定します。
フロントははめ込み式ですが、リアはステルスマウント。穴に柱を通して、横から留め具を使って固定します。これはいいアイディア。
シールが完全にはってありませんが、ほぼ完成です。ミニ四駆な風情をよく出していてカッコイイですね。
1/10RC ボルテックファイター 車両キット四輪駆動ならではの操縦のしやすさに加えて、作りやすさを徹底追及した入門用RCカーです。ギヤケース部分とサスアームをシャーシと一体とするなど合理的なパーツ分割により部品点数が少ないだけでなく、デフギヤははめ込み式組み立て、ホイールとタイヤははめ込みずみ、380モーターはピニオンギヤ付きとしました。さらに年少者でも十字レンチを使って確実に締め込める六角タイプのビスを多用したのも特長。また、がっしりとした足まわり、大型バンパーで高い強度と耐久性も実現しました。
外で走行させるとまったりとした走り口。スピードもさほどでず、コントロールしやすいです。なにせノーサスペンションなのでデコボコした場所だと跳ねてしまい、その振動が収束しません。グラスホッパーもピョコピョコとした動きでしたが、こちらも同様です。
また段差があると1輪浮いてしまいトラクションが抜けるなど、なかなか路面環境にシビアです。フラットカーペットなラジコンコースで走らせたくなりますね。これでドリフトすると超しびれると思うんですけどどうでしょうか?w