さいたまの魅力を再発見:ブレーキのかけ方は1段制動3段弛め、で #saitamatour

さいたまの魅力を再発見:鉄道博物館は日本の鉄道にかける熱意とパワーがみなぎっているの続きです。

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電車でGO! どころじゃない!! 鉄道博物館の運転士体験教室は超絶リアル(動画) : ギズモード・ジャパン

まずはこの「運転士体験教室」。なにが凄いって単なるゲームでも、シミュレータでもないってところ。運転士を育てようという意思が見え隠れするこの超教育的な施設は、電車に乗る人全員、つまり日本国民全員に体験してほしいほど。義務教育に組み入れ、LL教室と同じく導入すべきではと思うくらい。

なにがどう教育的かというと、まずは物理法則をベースにしている点。


こちら、速度とブレーキの関係のグラフ。

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各速度に対し、ブレーキの強さ B1-B7の関係をグラフにしています。これによりどの地点でどの強さのブレーキをかければ止まるか、基本が分かります。

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85km/hで走行中、B6ブレーキであれば361mの地点でブレーキをかけます。しかし実際にはその地点でブレーキを操作しても間に合いません。いわゆるブレーキが実際に効くまでのタイムラグ、空走距離があるからです。

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ですから実際には少し手前でブレーキを操作することで、ブレーキ曲線にあわせて減速することが可能です。

実際には乗車数や勾配、さらには天候によって重さや摩擦抵抗などファクターが変わるので、それに合わせて細かく調整するしかありません。そこはまさに運転士の腕のみせどころ。実際雨の体験走行でオーバーランしてしまいましたし。

急ブレーキをしてしまうと車内はこんなことに。

DSC_3994(@kogureさん)

そしてうまいブレーキは1段制動3段弛め、だそうです。

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いやそんな豆知識覚えて帰っても、実生活では使えませんからw

とはいえこのブレーキの緩め方、同じ車輪がついて動く車でもそうです。同じ踏力でブレーキをかけつづけると、最後カックンとしてしまういわゆる「カックンブレーキ」になります。ですから最後止まる寸前に踏力を緩めることが大事です。それと同じですね。

車でも1段制動3段弛めでGO! です。

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