Twitter上でのキャンペーンはどうやればいいの? UCC上島珈琲とBMW MINIの小さくて大きな違い

UCC上島珈琲のTwitterキャンペーンが見事に炎上、炎上マーケティングの見地から考えると実に見事な鎮火っぷりで逆に知名度は上がった感があります。

「Twitterを理解していなかった」――UCC、キャンペーン“炎上”を説明 勉強会で経験共有へ (1/2) - ITmedia News

「Twitterの特性を理解せずキャンペーンを行ってしまった。申し訳ない」――UCC上島珈琲は2月9日、同社のTwitterキャンペーンがユーザーから批判を受け2時間弱で中止した問題について、ITmediaなどネットメディア向けに説明の場を設け、改めて謝罪した。

2時間でキャンペーンを停止、謝罪と事後の対応は見事で今後Twitterマーケティングの教科書に載るほどの出来栄え。事前に用意したかのような綺麗なシナリオに舌を巻きました。もっとも悪いサンプルとしてですが。

どちらのminiが好き?ツイッターで投票したよ!|株式会社レゾン

そのminiですが、2009年11月4日に発表されたminiブランド50周年記念限定モデルの発売を記念して、ロンドン往復航空券やホテル宿泊券が当るプレゼントキャンペーンを開始しました。

さて一方でBMW MINIがTwitterキャンペーンをやっており、こちらは順調に進んでいます。

twitter.com_MINI_50_Camden_status_8957979536

ただ、、、

http://twitter.com/MINI_50_Camden タイムラインをみると、同じ文面をたくさんのユーザーに投げているんですよね。これは一見するとUCC上島珈琲と同じ。でも何が違うというのでしょう?

それはこの文面はすでに抽選に応募してくれた人にのみ送っている点です。つまりパーミッションを取れた人相手ですので、まったく問題にならないのです。またこのアカウントをフォローする義務はないので、自分のTLに同じ文面がながれて大変ということもほぼありません。

フォローしていたとしてもこの文面を送るのは数分に1回と流量も配慮されてます。ちょっとだけ「あ、同じ文面だね」と思うくらいでしょう。

「パーミッションをとる」

たったこれだけの行為の有無でこれだけの開きがあるんですから、人の心って不思議ですよね。

UCCのTwitterマーケティング炎上事例に見る、マスマーケティングとソーシャルメディアマーケティングの境界線 : tokuriki.com

ドロリッチなうbotは、Twitter上の「ドロリッチなう」発言に自動的にコメントをするbot  

今回のUCCのものは、Twitter上の「コーヒー」発言に自動的にコメントをするbot  

Twitterを使ってない人からすると、この二つの何が「成功」と「炎上」の境界線になっているのか、正直全く分からないはずです。  ただ、この二つにはTwitter利用者の視点では、実は様々な大きな違いがあります。

TwitterのTLはHOMEというだけあり、いわば相手の自宅にズカズカあがりこんでしゃべっているようなものでしょうか。色々と勉強になりますね。