ミニ四駆の空力(ダウンフォース)を研究する(その2)

ミニ四駆の空力(ダウンフォース)を研究する」の続きです。

ミニ四駆の重量とダウンフォースを前回計測してみましたが、今回は同じボディで大型リアウィングの装着、ウィングの重量も含めて考察したいと思います。

DSC_2093
ベルダーガボディ標準状態。大型可変リアウィングなし。
71.0g 77.8g

DSC_2094
(送風中)
70.6g 77.7g

ダウンフォースどころか -0.4g/-0.1gとなり、多少リフトしています。

ミニ四駆の空力(ダウンフォース)を研究する ([の] のまのしわざ)

ガンブラスターXTO、アバンテMk.III アズールは逆に風を受けてもほぼ変わりません。受け流しているようです。

ベルダーガも同じく、受け流す傾向ですね。

これに大型リアウィングを装着します。

DSC_2096
69.5g 85.5g

リアウィングの重量が約7.7gほどあります。

DSC_2102
(送風中)
67.9g 89.5g

-1.6g/4.0g となり、リアに4.0gのダウンフォースがかかり、フロントが1.6gほどリフトしています。

標準状態と比較すると、リアウィングの重量と合わせ、

-3.1g/11.7g

となるため、ずいぶんとリアに荷重がかかっていることが分かります。

ミニ四駆の空力(ダウンフォース)を研究する ([の] のまのしわざ) サーキュレーターの風は集中させてないため、実際の走行時にはそれ以上に風を受けそうですからそれなりに空力効果はあるのではないでしょうか。

ただどのマシンもフロントリフト傾向にあり、ジャンプ対策などを考えるとフロントのダウンフォースが課題となりそうです。

いよいよフロントをどうにかしたいですね。ストレーキやカナードが効果あるのか、試してみたいです。

続く ⇒ ミニ四駆の空力(ダウンフォース)を研究する(その3)フロントウィングの効果 ([の] のまのしわざ)