ミニ四駆漫画「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」

ミニ四駆漫画といえば「ダッシュ四駆郎」とこの「レッツ&ゴー」が人気です。うわさでこのレッツ&ゴーの内容がスゴいらしいと聞きつけたので、早速古本屋さんで入手してみました。

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以下ネタばれあり、ご注意を(まあほとんどのファンの方は読んでいるかもしれませんが)。

レッツ&ゴーは性格が正反対の兄弟、烈と豪の二人がそれぞれお互いの方向性を活かしたチューンをして、数々の敵と戦うというミニ四駆漫画。

リアルなミニ四駆と異なり、漫画という舞台を活かして壮大な世界を広げています。まず興味深いのは、

「なぜかミニ四駆と一緒に走る!」

ミニ四駆はコースを走らせるものだと思いきや、なぜかミニ四駆をスタートした瞬間からダッシュしてミニ四駆と一緒に走り出します。これは体力が要ります。コースはいわゆるオーバルやクローズドなサーキットは多くなく、地形を活かした長距離コースのためミニ四駆に何かあった場合にすぐに救出する必要があるので追いかけているようです。

「レーンがない!」

リアルなミニ四駆は衝突などしないようにレーンが区切ってあり、お互いがぶつかることがないようにできています。ところが壮大なコースのほとんどは広い1レーンとなっていて、ミニ四駆同士が併走、衝突しあいながら先に進みます。特に物語の中盤以降は「相手のマシンを破壊する」ことを目的にした敵が現れるので、この破壊傾向が強まります。

「とにかくエアロダイナミクス」

この漫画はエアロミニ四駆をモチーフにしているので、だいたいにおいて速さの源は「空力」ということになっています。モーターのチューンアップの描写はゼロ、ローラーはかすかにある程度で、ほとんどの場合はエアロであり、あと走っているうちに壊れるのは軽量化しすぎでボディが弱っているため、ということになってます。

「いっけーーー」

ミニ四駆が自在に加速したり、止まったり、曲がったり、必殺技を繰り出したり。ラジコンでもないのにレーサー(ミニ四駆はオーナーをレーサーと呼んでいる)の意思にしたがって多彩な動きを見せます。とくに「いっけーー(マシン名)」というのが決め台詞で、速くなることが多いです。

「コースアウトするとそこはマグマ」

なにせ中盤からは破壊することが命題となっているのでコースも過酷になります。そのためなぜかコースの外はマグマがどろどろになっていて、コースアウトすると落ちて溶けてしまうという仕掛けがあったり。主人公の二人は自分のマシンが弾き出されて、それをキャッチしようと努力するのですが、目の前でマグマにのまれてミニ四駆マシンが溶けていってしまうというトラウマをかかえるのでした。

といった具合にかなり現実離れして、まさに漫画ならではの表現力で面白いことになっています。さらにアニメでは漫画と異なった表現をしていて、多くの女性ファンのハートをがっちりキャッチしたという話ですので、別の機会にアニメも見てみたいですね。とはいえ100話以上あるので全部みるのは相当時間がいりそうです・・・

ミニ四駆オンライン MINI4WD Online

ミニ四駆フェア2009で行われた「ラジオ★ミニヨンクラブ」の公開録音。

当日惜しくも会場に行けなかった方、そして当日参加してあの感動をもう一度楽しみたいという方のために、ミニ四駆オンラインで3週にわたって配信します!

さてタミヤミニ四駆オンラインではラジオをポッドキャスティングしていますが、そこで公開録音の模様を公開中。アニメ版レッツ&ゴーの豪役でCV(声優)を担当している、あの池澤春菜さんも参加して、大人気ないトークが炸裂です。MCガッツならぬ、カツカツのMCカッツが誕生した模様が面白く聞けますので、興味のある方はぜひどうぞ。

池澤春菜さんについてのエントリー ⇒ ミニ四駆パーフェクトガイドで脳内チューン ([の] のまのしわざ)

フルカウルミニ四駆 マグナムセイバースペシャルキット
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・・・余談

あえてモーターチューンやローラーに触れないのは、大人の知恵だったように思いますね。ミニ四駆はノーマルモーターできちんと組んで、それからステップアップというメッセージだったのかもしれません。

あと、オフロードやダートを小径タイヤで走らせるのはかなり無理があると思うんですがw 走ったら砂だらけで、それこそメンテナンスが重要です。

公園でリアルにダッシュ四駆郎してみた動画↓