新世代 Li-Fe(リフェ)バッテリーがタミヤから登場

昨今ハイブリッド自動車のおかげで、バッテリーの革新がまたおきました。今度はLiFePO4(リチウムフェライト)です。

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タミヤ LF2200-6.6V レーシングパックと充電器

~ LFバッテリーの3大特徴 ~

【 約1000回もの長寿命! 】 約1000回もの充放電が可能。しかも、専用充電器を使って約20分で充電できるので、バッテリーを2本持っていれば走行と充電を交互に繰り返して1日中楽しめます。さらに、重量がニッケル水素バッテリーNi-MH3700の約半分という軽さもポイントです。

【 放電容量が変わらない! 】 充電電池特有の「メモリー効果」がないため、走らせた後すぐにバッテリーを充電すればOK。走行時間が短くなることはありません。また、付属のバランス充電コネクターを使って、5回に1回充電すれば各セルの容量バランスを最適に保ってくれます。

【 メンテナンスが不要! 】 走行後、バッテリーに放電器をつないでコンディションを整える必要はありません。また、自己放電もほとんどないので、半分程度の充電をしておけば長期保存が可能です。

ニッケル水素(Ni-MH)バッテリーの採用も比較的慎重、リチウムポリマー(リポ)については商品化をせずに一気に新世代のリチウムフェライトを持ってきたというところに、タミヤの本気が伺えます。すでに搭載方法についても以下のページで詳細に説明しています。

LF2200-6.6Vレーシングパック シャーシ搭載例

いわゆる「手堅い」タミヤが採用したということは、それほど安全性が高く、高性能で安定的ということの証明でしょう。

ちなみにこのLFバッテリーのセルのメーカーはA123社です。MITからのスピンアウトで、主に電気自動車やハイブリッド車用の新タイプの電池の開発、商品化を行っています。ハイブリッド用なので、充電と放電をこまめに繰り返す、自己放電が低いことが非常に重要になってきますが、これは模型用であってもいいことづくめですね。

A123Systems :: Home

A123セルを早期から試した方の印象は以下。

A123バッテリーの話。 - Darkside of Drome - 楽天ブログ(Blog)

Li-Fe リフェバッテリー 1100mAh4セルパック製作 - くまさんの屋根裏ぶろぐ 戦艦プラモでどうすか? - Yahoo!ブログ

A123セルの性能グラフ。Ni-MHの方が電圧が高いのはまあ仕方なし。

A123のフォートレステスト - Windows Live

まだ値段が高いのですぐには買いませんけど、次にバッテリーを検討する時にはぜひ使ってみたいですね。