Perfumeは知っているけど、キャンディーズを知らない若い世代の方もいるのではないでしょうか。
キャンディーズ - Wikipediaキャンディーズ(Candies)は、1970年代に活躍した日本のアイドルグループである。メンバーは、ラン(伊藤蘭、1955年(昭和30年)1月13日 - )、スー(田中好子、1956年(昭和31年)4月8日 - )、ミキ(藤村美樹、1956年(昭和31年)1月15日 - )の3人。
私が小学生時代に活躍し、人気絶頂のうちに解散した三人組アイドルです。「春一番」とかを、歌謡曲を紹介する日曜日のラジオで聞くのが楽しみでした。
さてその三人組アイドル「キャンディーズ」と今人気絶頂のテクノポップアイドル「Perfume」に共通点がある、という説です。
Perfume対談〜アイドルの法則 - [テクノポップ]All AboutPerfumeを考えるに引用できるのがキャンデーズの法則です。 三人女性ユニットの場合、その定石のなるのが以下のキャラクター割です。
(1)ニュートラルなアイドル顔=大抵ぼけ担当
(2)正統派の美形
(3)美人かどうかは微妙だがとにかく愛くるしい
の3キャラのバランスです。
「キャンディーズの法則」に符合するPerfumeが、若い世代だけではなく、多くの世代に支持され、人気がでるのもうなずけるというものです。
さて、それだけではありません。さらにPerfumeとキャンディーズには大きな接点があります。それが所属事務所「アミューズ」の存在。
Perfumeが所属する事務所「アミューズ」を設立したのは大里 洋吉氏。「キャンディーズ」のマネージャーを担当していたその人です。キャンディーズで国民を熱狂の渦に巻き込んだその人が「キャンディーズの法則」を実践しないわけがありません。
キャンディーズがいまなお評価されているのは、当時の盛り上がりだけではありません。なぜならまだキャンディーズはファンの心の中で生きており、そして「全キャン連(全国キャンディーズ連盟)」は解散30年を経ても活動中なのですから。
●全キャン連 Official Web site » top
そのキャンディーズが2008年、解散30周年を記念して1日だけ復活コンサートを行うというイベントがありました。
このイベントをてがけたのが、誰であろう、元キャンディーズマネージャーであるアミューズ大里会長(当時)自身だったのです。
評論家・森田敬一郎の発言: キャンディーズのイメージとは?キャンディーズのマネジャーで、サザンから福山雅治まで 育て上げたあのアミューズ会長、大里洋吉さんが演出を手がけると いうこと自体が業界騒然、でもあるのです。
しかも一方的にイベントをしかけるのではなく、現役ファンとのやりとりをブログでしながらファンと共に作り上げるという、今でいうならば「マッシュアップ」方式をとったのです。
渡辺美里 BLOG★トリビア | 全国キャンディーズ連盟2008 大同窓会[序章]自分が投げたボール(意見メール)を、大里会長がキャッチして、 それを、スタッフやブログに投げ返すわけですよ。 そこから、また、どんどん進展していく。 すっごいよね!びっくりですよ!(@◇@;)
そのイベントが成功しないはずがありません。キャンディーズが出演しないにもかかわらず、大盛り上がりに盛り上がったのです。
全国キャンディーズ連盟2008大同窓会 - Peepooblue’s Notebookそれにしても、すごかった! 3時間半近くにも及ぶ熱狂のカーニバル。
解散コンサート「ファイナル・カーニバル」の秘蔵映像(初公開!)をメインにしたプログラムで、当然ながらキャンディーズの出演もなかったが、単なるフィルム・コンサートではなかった。とりわけ、当時のバックバンドMMPが登場し、キャンディーズのヴォーカルにシンクロさせての圧倒的な生演奏の迫力は、テレビでのアイドル・イメージとはまるで違うロック色の強いパワフルなライヴを展開していたというキャンディーズのコンサートを体験したような気分にさせてくれた。そして、おなじみの掛け声、紙テープ。僕は初体験だったのだけれど、あの一体感がたまらない。不在のはずのランちゃん、スーちゃん、ミキちゃんが確かにそこに存在していた。そんな気持ちにもなった。観客も出演者もみんながキャンディーズのファンとして連帯した熱いイヴェントだった。
キャンディーズのアーティスト性や、ファンによるコール、紙テープなどの特異性はこの後みたいもん!のいしたにさんが詳しくエントリーしてくれるはずなのでそちらに譲りましょう。
昭和のperfume?キャンディーズ|ymoとかperfumeとかテクノ系?そして今、大里さんがアミューズの会長として、 ブレイク中のperfumeとその熱狂的なファンの盛り上がりを見てて なにかしら、キャンディーズの時のことをダブらせる事は、 あるんじゃないかと考えるのが自然だと思います。
確かにこれだけ符合すると、大里会長がPerfumeを仕掛けないはずがない、と思いたくもなりますよね。そしてPerfumeのブレイクを見届けた大里会長はその後名誉相談役に勇退しました。
・・・ただどうもそれらは単なる偶然のようで、大里会長はPerfumeに直接会ったのはメジャーデビュー後しばらくたった、アミューズのパーティの席上だったといいます。
真実がどこにあるかはともかくとして、Perfumeも30年後、復活イベントでファンが盛り上がれるような存在になれるといいですね。その頃は70歳代なので、参加は微妙です。死ぬかもw
■人気エントリー⇒ Perfumeが口パクでなければならない理由 ([の] のまのしわざ)
■Perfume 武道館ライブ:記憶がとぶほど空を飛んだ ([の] のまのしわざ)
キャンディーズ・タイムカプセル | |
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けろっぐ博士
まさにキャンディーズの法則を提唱したのは私です。
実はキャンディーズはタイムスリップしたPerfumeだった・・という設定でこんなのを作ってみました。
↓
http://www.youtube.com/watch?v=Xf5I8JkrRtQ
あらすじ
~30年の時を越えて天使と神がめぐり合う~
人気絶倒のテクノポップユニット、 perfumeが繰り広げる冒険コメディー。
謎の科学者、 けろっぐ博士の陰謀により1978年にタイムトリップさせられてしまう3人。 キュートで魅力的な3人は30年前の世界でもスカウトされ人気アイドルになってしまう。 そんな3人に付いた新人マネージャー洋吉は何と2008年の世界で、 自分達の事務所の大里名誉会長の若かりし姿だったのだ。
何とか現代に戻ろうとする3人だが1978年の世界でも人気が高騰してしまう。 1978年と2008年のファンの狭間で葛藤する3人。
しかし時代は彼女達がうっかり2008年の世界から持ってきたアルバム 「GAME」 のデモテープにより大混乱をもたらすこととなる。 旧式のヘッドフォンカセットをこよなく愛する大里名誉会長の為に彼女たちが作った物だった。
彼女たちがいくら未来から来た事を話しても誰も信じない。 しかしそのデモテープを聴いた一人のミュージシャンは1978年のテクノロジーでは再現できないサウンドを見抜き 「もしかしたらこれは本当に未来から来たのかもしれない」 と直感する。
彼の名前は細野晴臣。 やがて彼は音楽仲間の坂本龍一、 高橋幸宏を集め、 未来から来た・・という彼女たちが持って来た奇妙なサウンドを再現しようと試みる。
伝説のバンド、 YM0の誕生である。
未来からのデモテープの噂はひょんなことから広がり、 新進ミュージシャンによるすさまじいデモテープ争奪合戦と、 Perfumeナンバーにインスパイアされた楽曲が世に送り出される事と成る。
やがて洋吉の活躍もあってけろっぐ博士は捕まり2008年に戻る方法を入手する。
しかし1978年のファンも見捨てることもできない3人は 「普通の女の子に戻ります」 とのメッセージとともに、 急遽ファイナルライブを強引に行うことを発表。 そのバッキングには細野が引き入るYMOが担当。 至上最もテクノなライブがここに始まる。
勝手な引退を許さない事務所。でも身を挺して彼女たちを逃がそうとする洋吉。
別れ際に叫ぶ洋吉。
「いつか未来でもう一度いい夢見せてくれよ!頼んだぞ!!」
そして2008年に帰っていく3人。
売れっ子アイドルを逃避させた責任を取ってクビになる洋吉。 独立し小さいながらも自ら事務所を立ち上げる。 そこには 「アミューズ」 と書かれた看板が立てかけられていた。
やがてこの新人マネージャーは小さな事務所をやりくりしながら、 広島から出てきていまいちパッとしない3人組を発見する。
その3人組に、 かつて1978年、 一世風靡しながら彗星のように去っていったかつてあのアイドル3人組の面影を感じ、 他のどの事務所の誰もがスカウトしない中、 自分の事務所に招き入れる。
やがてその3人組は大ブレイクを果たし、 1978年に伝説の3人組がファイナルライブを行った後楽園球場でライブを行うまで登りつめる。
そして出待ちでメンバーの腕を見て驚く。
30年前に伝説の3人組がプレゼントしてくれたのと同じミサンガがそこに・・・。
そして30年たってそれは自分の右手にも・・・それはもうボロボロに朽ち果て今まさに切れようとしていた・・・。
洋吉~いや、 大里名誉会長の夢は今、 叶おうとしていた。
tnoma
>けろっぐ博士さん
コメント公開遅れてしまってすみません!
素晴らしいシナリオですね。まさに映画化希望です。
またyoutubeのビデオも素敵でした。こちらはまた改めて紹介させていただきます!
どうもありがとうございました。