のまのしわざ

ラリーといえば林道。ということで今回チケットをおさえたのが破綻した夕張市にあるユーパロ林道。事前情報によるとなだらかなS字を中心とした観戦ポイントだったのですが。

まずこの観戦ポイントはシャトルバス移動ではなく、駐車場から観戦ポイントまで徒歩でいけるとのお話。以前シャトルバスに乗り損ねて、徒歩で林道の観戦ポイントまで50分ほど歩いた経験からすると、駐車場から10分～15分くらいの徒歩でいけるのはなかなか良いと思いました。

ところが実際いってみるとスキー場だけあってずっと上り坂。かなりしんどい。とはいえ天候は晴れ、足元も多少湿ったところもありますけど、まあ地獄のF1富士に比べたらまったくもって問題なし、といっていいでしょう。

そしてようやくチケットゲートです。

（白いテントがチケットゲート）

これ、写真が曲がっているんじゃなくって、実際に斜面に設置されているのでテント自体が傾いてます。足元も凸凹が多く、斜面がきついのでチケットを出そうしたらこけそうになりました。いや危ないです。

チケットゲートの側ではMt.レースイ・リゾートのテントで出店が設置されているところでした。内容は結構シンプルで、カップヌードル、ホットコーヒー。ここまでだとかなり残念な感じですけど、「じゃがバター」もラインナップ、しかもお値段は良心的な価格で150円。いやこれは安い。

チケットゲートでは当日券を購入することもできます。しかし・・・（詳細は後述）

チケットゲートをこえても、もう一声上り坂が続きます。これはまたかなりの急坂できついです。

ここが観戦ポイント。到着したのがそれこそゼロカーが走行する5分ほど前だったので、もう黒山のひとだかり。もう妻子が疲れてきていたので、この入り口でシートをひろげ、とりあえず陣取ってみます。そして単身奥へチェックしに行きます。奥へももちろん上り坂です。

まあこの時点でやばい感じがしていたのですが。

観戦者がなぜか全員斜面の下の方（入り口の方）を向いてます。コースが写真右側なのに、あれれ？

それもそのはず、コースはなんと絶壁のはるか下、このコースサイドが一番盛り上がっているために張り付けた１～２列分の人しか見ることができないのです。

写真左側のはるか下がコースになってますが、当然この真ん中の人はまったく見えません。

つまり模式図を書くとすると、こんな感じ。

【当初の予想】

======================= ←□（コース、ラリーカーの走行方向）
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑（観戦者の視線）
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑

【実際】

======================== ←□
↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑
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観戦エリアがコースにそって細長くなっている意味がありませんね。

地獄のF1富士2007を体験したものとして、気になる仮設トイレは観戦エリア内に４つほど。チケットゲートの脇に同じく４つほどありました。ちょっと数は少なく、常に列が切れることはありませんでしたけど、混乱はありませんでした。

結局妻子を連れて見れる場所は奥にはない、ということで最初の入り口部分へ戻ってきました。青い人たちもラリーカーが走行するにつれて、かなり下に下がってきたようです。まあさっきの構造ではそりゃそうですね。

遅くいった割にはまあまあ見える場所を確保できて、われわれとしては悪くはありませんでした。

しかし一番の驚愕の事実はこのあと。

WRカーもみて、PWRCもみてそろそろ撤収して帰ろうと下ったわけですが、さきほどのチケットゲート（白色）の外、売店テント（青色）の間になんと最高の観戦場所が！？

つまりチケット買わずに来られる場所で、これだけ見れたんです（おいおい）。お金払って観戦エリアに入る意味というか、価値が薄すぎますねえ。

RJ2008観戦記　～Day1 SS2ユーパロ～ - くうの写真蔵

が、　このちょこらっとしか見えないギャラリーエリアの設定はいただけない
正直言ってくうはこのギャラリーエリアには不満をもって夕張を後にしました

私も同感です。150円のじゃがバターがおいしかったことと、昨日のシェイクダウン走行で大満足してなかったら、この観戦エリアを笑顔で後にすることができなかったかもしれません。

次回同じ夕張で開催することがあれば、観戦ポイントはもう少し考えてほしいところです。
コースに対して逆バンクじゃなくって、順バンクの観戦エリアを作る、断崖絶壁はさけるとか。チケットゲート外がよく見えるなんてこと、あっちゃいけないというか、見えてもいいけど観戦エリアはもっとグレートに良い状態じゃないと。期待してます。

またこれは仕方ないのですが、野生の動物の落し物があちこちにあって、なかなかにしてトリッキーです。しかも種類が大小さまざま。座る場合は椅子かビニールシートは必携ですね。皆様をお気をつけて。