シナリオを決めずに制作に入るスタイルをとったためか、それとも日本人の想像力が狭くなったためか、そのストーリーに関して異論が見受けられます。
宮崎駿は幾度となく「ぐりとぐら」などで有名な中川李枝子さんの絵本のファンだと公言してたので、絵本に興味がないはずがありません。
そして宮崎駿流の絵本として出来たのが「動く絵本・ポニョ」ではないかと。
そう考えるとCGを排して手書きのみで勝負、論理性よりも情緒性、感情面を優先させるのは当然のことですね。そして1カット目から「アニメーターを殺す気かっ!」と思わず叫んでしまうような書き込みの凄さもうなづけます。
さて我が家では子供にTVを一切見せず、映像娯楽はすべて絵本でまかなってます。そこでうちの子供が大好きな絵本をここでご紹介。
うみキリン (新しいえほん) あきやま ただし 関連商品 ふうせんくまくん (新しいえほん) ぴかぴかドキドキ (新しいえほん) へんしんプレゼント (新しいえほん) とんとんとん (新しいえほん) まめうし (わたしのえほん) by G-Tools |
「うみきりん」とは、海の深海にすんでいるキリン。1万メートルの海底に住んでいるのですが、身長が1万メートルなのでアタマだけぽっかりと海上に出てます。子供のうみきりんは海草を食べるので、大陸棚に住んでます。
やったね!へんてこライオン (おひさまのほん) | |
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この「へんてこライオン」シリーズは凄いです。擬音もすてきであれば、へんてこライオンの変化っぷりも想像の粋を軽く超えます。
この「長新太」さんの本の中で一番のお気に入りは「チョコレートパン」。チョコレートの池があって、パンがとことこやってきて池に入ると、チョコレートパンができるというもの。残念ながらAmazonでは発見できませんでしたけど、書店で是非チェックしてみてください。
これに比べれば、ポニョなんて超論理的でまっとうです。
ねぎぼうずのあさたろう〈その1〉とうげのまちぶせ (日本傑作絵本シリーズ) | |
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時代劇風のもあります。この「ねぎぼうずのあさたろう」シリーズはもちろん、くろずみ小太郎シリーズもはずせません。
くろずみ小太郎旅日記―おろち退治の巻 | |
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ただこの絵本を読みきかせると、言葉づかいが古めかしくなるんですよね・・・
子供の頃からTVを見せるのって、毒だと思うんですよ。宮崎駿もそのようなこといってます。
宮崎駿・養老孟司 「虫眼とアニ眼」
●宮崎駿と養老孟司の「虫眼とアニ眼」は引用したいところが一杯 ([の] のまのしわざ)
まあ宮崎駿自身が毒気のある人ですけどね、イヒヒヒ。