(続)「崖の上のポニョ」は宮崎駿が息子・宮崎吾朗にあてた遺言状:答え合わせの時間

「崖の上のポニョ」は宮崎駿が息子・宮崎吾朗にあてた遺言状 ([の] のまのしわざ)」の仮説には自信があったのですが、こんなコメントが。

salvageship: 一晩明けて「のまのしわざ」の批評芸(笑)について

キック(以下k) 「読んだよ、のまのしわざ」
yamato(以下y) 「すごいでしょ、あれ。どんだけ宮崎駿の気持がわかるんだよ!! って付っこみたくなるくらいに素晴しいよね」
k 「いやもう破綻がないよね、でも、、、

確認のしようがないことを、
破綻なく説明するっていう意味じゃ、
一種の陰謀説だよね(笑)。

もうさ、「アポロは月にいってない」と同じ話で(笑)。
しかし、説明考えたらバチッバチッと説明がはまっていったんだろうなぁー」
y 「(爆笑) もうあれは批評芸と呼んでいいんじゃないかと思うね。いやあれはすばらしい」

陰謀か、陰謀説なのかっ!?

確かに確認のしようがないですからね、しかも破綻なく説明して、もはやこれは体のいい折伏と同じ?

ところで先日Amazonにオススメされて、そのまま購入した本が届きました。

DSC_6523

前作「出発点」の続編にあたる、「折り返し点」です。この中になんと、「答え」がのってたんですよ。では答え合わせいきます・・・

『崖の上のポニョ』について

○劇場用長編 目標90分、1000カット
○対象 用事とすべての人々へ
○内容 類例のない空想豊かな楽しい娯楽作品
○かくされた意図 2Dアニメーションの継承宣言

宮崎駿「折り返し点」 p.488

裏テーマ設定「かくされた意図」にありましたよ。「継承」ですからね、一生現役なら「継続」ですが、継承ってことは後継者のことを意識したに違いありません。

今は3DCGを使わないアニメがないわけなので、ここであえて「2Dアニメーション」というのはいわゆる昔ながらの「手書きアニメーション」を指してます。なお実際には彩色やポストプロダクションでコンピュータを使うので「手書き」ではなく「2D」といったのかと。その2Dアニメーションを継承する、しなければいけない、一番大切なものを「宗介」にたくすのです。

そしてポニョ公開と相前後してのこのニュース。

宮崎駿が“後継者”を育成! スタジオジブリが来春、アニメーター養成所を開設(オリコン) - Yahoo!ニュース

劇場版アニメ『となりのトトロ』、『千と千尋の神隠し』などで知られ、現在『崖の上のポニョ』も大ヒット上映中の宮崎駿監督率いるアニメ制作会社・スタジオジブリが、来春、愛知県豊田市にアニメーターの養成所“西ジブリ”を開設することを発表。研修生を2年間、契約社員として雇い、宮崎監督がアニメーションの基礎を教え、2年後には研修生による短編のアニメ作品を作る予定だという。

ほら、「後継者」を育成ですよ。

いかがでしょうか>yamatoさん キックさん

だてに500pを超える本を読んでません。そしてこれからまた500pを超える本を読むことに…w

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