今からでも間に合う、ファースト世代向けマクロスFあらすじ

１クールが過ぎ、いよいよ謎もある程度分かってきてこの後の怒涛の１クールを迎えようとするマクロスFRONTIER。

まだ見てないよーという方には悪いことはいいません。今からでも絶対見とくべき。ということで５分でわかる、マクロスFのストーリー（SF部分）をまとめました。ネタバレと部分的に私の推測が入っているのはご承知置きを。なおラブコメ部分は省略。

【今度の敵は虫】

初代マクロスから数十年後の世界。人類は新たに生活できる星を求め、たくさんの船団をつくって銀河の方々に旅立ちました。そのうちのひとつが「マクロスフロンティア」船団、そして「マクロスギャラクシー」船団。船団といってもスペースコロニーがまとまって移動しているような雰囲気で、マイクローンもゼントラーディも一緒に生活してます。

このマクロスフロンティアに突如襲ってきた敵は昆虫みたいな生物。脳みそが少ない下等生命体で、今までみたいに歌を聞かせて戦いをやめさせる、なんて芸当ができないのが味噌。

そしてこの虫は外殻がバルキリー同等の装甲になっていて、エネルギーやミサイルを自分で生成、単独でフォールドが出来る。「バジュラ」は最初、赤いのとイカみたいな２種類が確認されてました。マクロスフロンティアはバジュラの攻撃を受けて臨戦態勢へと移行。一方マクロスギャラクシーがバジュラの大群に襲われてSOS、至急救援へと向かいます。そこで突然フォールドして現れたのが戦艦タイプ。

バジュラの情報を収集しようとするものの、その調査をことあるごとに邪魔してくる紫の謎の機体の男、ブレラの存在。実はマクロスギャラクシー所属の軍人。マクロスフロンティアではインプラントや遺伝子操作系のことは違法ですが、マクロスギャラクシーでは合法。つまりクローンやサイボーグ、さらには遺伝子を操作して新しい生命体を作ることが盛んになっていると推測されます。となるとバジュラはマクロスギャラクシーが開発した生物兵器の色が濃厚。

このブレラに指令を出しているのが、マクロスギャラクシーからやってきたスター、シェリルのマネージャ、グレイス。シェリルを連れてマクロスフロンティアに来たのも、表向きはコンサートツアーだが、実際にはこのバジュラ・プロジェクトの中枢にいて画策している模様。体はインプラントにサイボーグ化までされていて、実は身体能力も人間離れしてます。一回星（ガリア星系）を破壊するのに自爆させて肉体は滅んでますが、次の回には新しい体で復活。どうやらクローン（クローニング）しています。

この破壊した星というのが、昔の船団、マクロス級戦艦5番艦「グローバル」が不時着した場所であり、バジュラを開発・繁殖させた場所。慰安公演でその星へ向かってますが、実際にはバジュラ繁殖の状況確認、および証拠隠滅、そして歌姫が死ぬことで世論を戦争へと向けるといった計画だった模様。

そのマクロス艦「グローバル」にランカの写真たてがおいてあり、女王バチみたいなバジュラにランカがさらわれたことを考えるとランカとバジュラは密接なかかわりがありようです。

実際問題このバジュラは初回からランカ（ゼントラーディとのクォーター）をなぜか襲ってますし、またランカは記憶喪失になっているのだが、家族がバジュラ開発に関わっていておそらく遺伝子かなにかがバジュラに混ざっているのではないかと。

さらに女王バチみたいなバジュラを中心に艦隊まで構成して攻めてきたのがつい先週。囚われたランカを救い出し、バジュラ艦隊を撃退したものの、さあて、どうなる？

【本当の敵は人類？】

マクロスギャラクシー船団がバジュラの襲撃を受けマクロスフロンティアから救援に行った際助け出せたのは一部の軍艦だけで、マクロスギャラクシー船団自体は行方不明。しかもそのとき初めて出現したバジュラの戦艦の情報収集をギャラクシー所属のブレラが邪魔したことを考え合わせると、バジュラの戦力を見極めるための演習だったとも考えられます。となると今後の展開としてはバジュラの開発経緯、特に記憶を失っているランカとの関係、マクロスギャラクシーとの関連が中心となってくるでしょう。

ちなみにブレラはランカと同じ曲を知っているという謎の人物でもあります。

【ハイビジョン24フレーム/秒のフルアニメーションで板野サーカス】

ということで、ラブコメを抜いたマクロスFはこんなにもハードSFで、あちこちに伏線はりまくり。何度でも見返すことができるクオリティに仕上がってます。もちろん糸引きミサイルはフルCGになっても健在。ハイビジョン24フレーム/秒のフルアニメーションでの動きは必見ですよ。

金曜深夜25:55はTBSにチャンネルを合わせましょう。

多分まだ分からないと思うのでBlu-rayで是非どうぞ。DVD? それは勿体ないです、ぜひBlu-rayで。

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