さてS2000の7年目の車検と一緒に行った、フロントアッパーアーム付け根のガゼットプレート溶接による補強です。
ガゼットプレート本体。J's Racingのものです。Spoonからも同じものが出ていますが、どっちも同じ?OEM?なのかは知りませんが、過去の経緯からなるべくSpoon製品は避けてます。レーザーによる刻印が打たれていますが、
「塗装するから文字みえなくなっちゃうよ!」
といわれたので、あわてて写真とりました。
アッパーアームの付け根はL字型の鉄板をボディに溶接しただけという、なんとも心許ない状態。いや、ノーマルで走るならこれで十分なのですよ、これに255のSタイヤを装着してサーキットをガンガンに走るなんて無茶しなければ。
そんな無茶なユーザーが多いのがS2000の特徴。そのためこの溶接がはがれて外れてしまうという事故が多発したそうです(本当かな?)。そこで鉄板を切り出して、ここに追加補強溶接したのがガゼットプレートのはじまり。余りに件数が多いのでならば型を作ってしまえと作られたのが今回のガゼットプレートというわけです。
だからといって装着が簡単かといえば、さにあらず。結局は溶接作業なわけですからプロにお任せが一番。
こんな感じにつけるのかあ、熱あてると変色・変形するから、、、ブレーキホースに熱がいっちゃうかもなどなど、メカニックと打ち合わせ中の図。
・・・
そして2週間後
完成となったわけです。
今回の装着にあたっては綺麗に溶接するために耳を削って内側を線で溶接したという拘りよう。おかげで溶接がデコボコしてなくって見た目すっきり、綺麗に出来上がってます。
しかも消えるといわれていたJ's Racingの刻印はマスクして塗装されたのできちんと残ってます。ステキ。
どうもありがとうございました!! ⇒ガレージグループ4
・・・なんでも手間かかりすぎて工数と料金が見合わないとぼやいてらっしゃいました。いつもすみません。
剛性もあがったのでしょうか、コツコツという入力でフロントタイヤがついてくるような感じでフィーリングもとてもいいです。保険的な意味をこめて行いましたが、街中でも体感できます。これはやってよかったですね。
フィヨルド
このままでも問題ないと思いますが。。。ガゼットプレートに縦長のすじのような穴が開いていると思います。この穴の位置にちょうど純正のアッパーアームステーの耳のが来ると思います。穴から溶接棒をあてがって、ガゼットプレートとステーをとめないとあまり強度は上がらないかと。
tnoma
フィヨルドさん
ご指摘いただいて、その通りと思ったのですが、よくよく思い出してみると以下の経緯がありました。
・ご指摘の部分を溶接すると綺麗ではない
・そこで写真では見えにくですが、ガゼットプレートとL字のステーの接合部、内側を溶接
・サンダーで削ってならしてから塗装
ということをやっていました。
本文中、
「今回の装着にあたっては綺麗に溶接するために耳を削って内側を線で溶接したという拘りよう。」
という部分です。
なので剛性は確保されています。
分かりにくかったので、写真を追加アップします。ご指摘ありがとうございました!