VAIO typeR masterに見るNEWSの面影 (Sony Dealer Convention 2007)

NEWSといってもジャニーズの方ではありません。Network Engineering WorkStation、ソニーNEWSのことです。

VAIOというとノートPCの方のイメージが強いですが、デスクトップも当然あります。ただ趣きは「AVパソコン」といった風情で、昔から動画編集に強いことを売りにしています。こちらのtypeR masterもそのラインの商品で、ハイエンドデスクトップですね。

本体の上にモニターを置くというレイアウトは昔はもっともポピュラーだったのですが、今では逆に新鮮に感じます。

さてソニーはVAIOの前にNEWSというワークステーションを作っていました。そのNEWS部隊をそっくりそのままVAIO部隊に転換したのが10年ちょっと前のこと。

コンピュータ博物館：日本のコンピュータ：ワークステーション・Lispマシン：ソニー：NWS-800シリーズ（プロトタイプ）
Sony Japan｜Sony History　第2部　第12章　苦闘する新分野への進出
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NEWSとはソニーとして初めてコンピュータを世に送り出した記念すべきモデルであり、爆発的に成功したビジネスでもありました。時代がかわり、「ダウンサイジング」という趨勢とともにマイナーであるNEWSは苦戦を強いられ、結果的にはビジネスの終焉をみたわけです。しかし開発部隊をそっくりそのままPC開発に振り分け、VAIOとして再登場してビジネスを盛り返したその変わり身の早さは素晴らしかったです。

このtypeR masterの本体の筐体デザインがなんとなく以前のNEWSの面影があるように思うのは、気のせいでしょうかね。