暑い夏をひんやり冷やす、ドライミストとウェットミスト

気化熱を利用して温度を下げる、「ドライミスト」という技術があります。

能美防災/ドライミスト

 「ドライミスト」は、微細な水の粒で人工的な霧を発生させて、水が液体から気体に変わる際に周囲から熱を奪う気化熱を利用して周辺の気温を下げるシステムです。

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地球に優しい冷やし方-Mult Dry Mist - 双葉リース マルチドライミスト

マルチドライミストは『気化熱』という、昔ながらの打ち水と同じ原理を用いて空間を冷却するので、とても人の体に優しい冷却方法です。 しかも、打ち水と違って周囲を濡らさず、微細な粒子のために広範囲に渡って高い冷却効果があります。 水源には基本的に水道水を直接用いるために雑菌などの混入の心配もありません。 また通常の空調機器と違い、熱源を持たないので温暖化の要因にもなりません。 人にも環境にも優しい21世紀型の冷却システムなのです。

原理は比較的簡単なのですが、ドライミストの肝はその微粒子化された水の粒。数ミクロンまで微粒子化させることで、一瞬にして気化するため霧にあたっても濡れないというのです。これなら色落ちするような衣服を着ていても安心してあたることが出来ます。さすがは繊細な日本ならではの技術です。

一方アメリカだって負けていません。横田基地で見つけたこの装置は、まさにアメリカーンなドライミスト。いや、濡れまくりなのでウェットミストといった方が良いでしょう。

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作り方は簡単。ホースに針で穴をあけるだけ。それを簡易テントにくくりつけてホースに水を流すと、目に見える水の粒がシャワー状になり、周辺が涼しくなります。

地面を見て分かるように、間違いなくぬれます。でもこれにあたるくらいの時は気温30度オーバー、日差しは燦燦と照らされている時でしょうから、多少ぬれてもすぐ乾くし、気持ちいいくらいでしょ、というアメリカ人の声が聞こえてきそうです。

さすがはスプラッシュマウンテンで濡れまくりのお国柄。こんなところにもお国柄がでるんですね。