トックンこと、トクリキー博士が考案したトクリキー理論に基づく新しい仕事術。それが「デジタル・ワークスタイル」です。遅ればせながら感想を。
この本はいわゆる「ライフ・ハック」と呼ばれる、日ごろのワークスタイルを「カイゼン」するものに分類されます。とはいえ、どちらかというとトクリキー博士が自らの仕事の変遷、苦難の日々を乗り越えて編み出した、ひとつの理論といってもいいでしょう。それをトクリキー理論とここで呼びましょう。
トクリキー理論は色々な応用により、その効能を享受することができます。そのうちの一つが仕事術というわけです。ですから単なるライフ・ハック本とはちょっと異なりますね。
この本の中でやはり最も貴重だと思うのは
Chapter6: 仕事がデキる人になるブログ活用術
です。ブログを活用することで、仕事がデキる人になれるわけですからこれは必見です。
そしてこれには裏の意味があると拝察しました。実は
仕事ができる人になるためには、ブログをやらなきゃダメよ
ということを意味しているのではないでしょうか。実際格差社会や下流社会、そして終身雇用の終末を迎えた社会環境の中で、生き残るには自己修練が必要不可欠です。それを成すためにはブログをやるのが一番てっとりばやいということですね。
たかがブログじゃないか・・・
という人もいらっしゃるかと思いますけど、この第6章だけを読んでも、そのブログ執筆からはじまる効果は物凄い威力だということがわかると思います。ここではトクリキーエフェクトと呼びます。
トクリキーエフェクトを使うと、大きくて重いホワイトベースが空中に浮かぶように、どっかりと地面へばりついたサラリーマンが企業という重力から解き放たれ、インターネットの宇宙(そら)へと飛翔できるようになるのです。
翔べサラリーマンダム!
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トクリキーの出典:
ココロスキャン「ブログと体験」イベントはなぜ成功したのか:[mi]みたいもん!
仮に運営側にブロガーがいることを指数として1トクリキーとしましょう。
関連リンク:
トクリキー博士に実践Web2.0 BOOKを取り上げていただきました⇒実践Web2.0BOOK (津久井 玲宏, 古川 健介, 野間 恒毅 他) : tokuriki.com