戦艦大和のレーダー能力が低かった理由

「大艦巨砲主義」の話が持ち上がったときにフト思い出したお話。どうして戦艦大和に搭載されていたレーダー能力は低かったんだっけ?

大和型戦艦 - Wikipedia
大和 (戦艦) - Wikipedia

レーダー能力が何故低かったのかまで言及している資料は見つかりませんでしたが、大学の講義で教わった記憶はこうでした。

理由は非常に簡単で、艦橋の下にあるレーダー室(?)から艦橋の最上部に位置するレーダーまで出力を伝える間に減衰してしまったのが原因だそう。だからいくら出力をあげても、電線にいい品質のものを使っても無意味。この原因は当時日本にはマッチング(インピーダンス整合)という技術が無かったから。

インピーダンス整合 - Wikipedia
マッチング (無線工学) - Wikipedia

戦前・戦中はこういった電気・通信関係の論文はすべて機密扱いになっていたので、戦後になってようやく分かったといいます。

インターネットだ、Web2.0だ、で他国のサービスを使い倒すという時代とは大違いですね。マッシュアップ?ありえない(w

ダイヤブロック 戦艦大和
ダイヤブロック 戦艦大和