MT3.3が出たので早速インストールしました。以下メモです。
参考にしたのはこちら。
のまのしわざ: Movable Type 3.2へのアップグレード
- ファイルの入手
MT-3_3-ja.zipを入手します。今回からtar.gz形式がなくなりましたが別段困る事はありません。ダウンロードにTypeKeyは必要なく、より気楽になりました。
- ファイルの展開
$ cd ~/tmp
$ unzip MT-3_3-ja.zip
- ディレクトリ mt330へmv
$ cd /var/www/html (Apacheのドキュメントルート)
$ cp -r ~/tmp/MT-3.3-ja/* mt330
今回は以前のディレクトリをそのままにして、新しいディレクトリとして作りました。
- mt-staticをコピー
$ cp -r mt330/mt-static mt-static330
キャッシュの悪影響をさけるために、あえてディレクトリ名を変更してコピーしました。
- DB backup
$ mysqldump -u root mtdb > ~/tmp/mt.dump
必ずDBのバックアップをとりましょう。
- mt-config.cgiの設定
mt.cfgに相当するファイル。mt-config.cgi-originalをベースに以前のmt-config.cgiの内容を反映していきます。今回から大幅にoriginalファイルが変更となっており、デフォルト値の設定は省略されています。これは賛否両論あるみたいですが、以前もoriginalファイルに記載はないけど使用可能なオプションもありましたのですっきりする分これでもいいでしょう。
DBの設定ですが、利用するDB以外はすべてコメントアウトします。
今回mt-db-pass.cgiがなくなり、mt-config.cgiへと記載する方法に変わりました。
私はいくつかcgiファイルの名前を変更して利用するためにconfigファイルを設定しつつ、リネームしました。
追加設定分はこんな感じ。
ThrottleSeconds 60
PingTimeout 120AdminScript ADMIN.cgi
CommentScript COMMENT.cgi
TrackbackScript TRACKBACK.cgiNoPublishMeansDraft 1
$ cd mt330
$ cp mt-config.cgi-original mt-config.cgi
$ emacs mt-config.cgi
mt-config.cgiにセットしていく。またディレクトリの変更にともない内容を修正する。
- 現在動作中のmtディレクトリをリネーム
$ cd /var/www/html
$ mv mt320 mt320.bak
これによりコメント、トラックバックの受付が出来なくする(not foundになるため)。移行中にコメント、トラックバックを受け付けるとDBに書き込みが生じて問題発生の可能性があるので、やった方が良い。
- MTの管理画面にログイン。アップグレード。
最初のアクセスの場合自動的にアップグレードへと誘導される。今回アップグレードは数秒で完了。
- フルリビルド
ディレクトリが変更になったので管理画面ですべての再構築を行う。
トップページのMTのバージョンが3.3になっていることを確認。
- pluginのコピー
旧ディレクトリから必要なプラグインをコピーする。mt-ban-ascii.plなど。
次回はテンプレート関係を変更予定です。