のまのしわざ:Computer History Museum: GUI, HyperTextの始祖 Xerox PARC ALTOの続き。
Altoがユーザーインターフェースに革命を起こしたものであれば、Googleはインターネットに革命を起こして現在も起こし続けている稀有な存在です。
こちらがここ、Computer History Museumの中でもっともよく紹介されているGoogleの1ラック、20枚構成のサーバー群です。
あちこちのオンラインメディアに詳細は譲りますが簡単に説明すると、ボード1枚に4つのCPU、つまり4台が搭載されているので20枚で80台のサーバーを1ラックに高密度に実装した点が特徴的です。ではこういったボードが市販されていたかというとそんなことはなく、Google自身が設計して自作した点も特筆すべきです。サービス=商用サーバーではないとけしからん!という風潮がすでにあったのにも関わらず、ベンチャー企業らしく手作り感溢れる自作ボードで挑戦です。故障したらどうするんだ!とか、ハードウェアのサポートは!?とかとかく言われがちなところを自社で解決するという心持ちでいったのでしょう。その結果高品質で低コストのサービス提供が可能となったわけです。
検索エンジンのソフトウェアだけではなく、こういったハードウェア開発や24時間365日サポートのサービス運営を大規模に行う総合企業に発展していったところが今の成長を支えているのでしょう。素敵ですねえ。