スターウォーズ EPISODE IIIを見ました

今日は勢いでスターウォーズ EPISODE IIIを見に行きました。2時間半、集中力を途切らせることなく見ることが出来るほど物語に惹きこまれました。


今日の御題は「悪」でしょう。dark sideという表現もありますが、欲や誘惑など色々な悪をひっくるめてdark sideと呼んでいるのかなあと思いました。

改めて思うのは「悪」とは悪事を行うことではなく、「本当のことを言わない」「嘘をいう」ことですね。旧約聖書の最初のアダムとイブの失楽園の話では、アダムとイブが神から食べてはいけないと言われた果実を食べてしまったために楽園から追放されます。その時に罰として女性は出産の苦痛を与えられたといっています。それはともかく、彼らがなぜ果実を食べてしまったのか。食べたいという願望は持っていましたが、従順な彼らは言いつけを守っていたのですね。ところが蛇がやってきて嘘をいいアダムを誘惑したのです。注目したいのは、蛇は果実を食べてないことです。蛇はアダムに神のいいつけを破らせることが目的だったのです。嘘と誘惑に負けたアダムは食べてしまいますが、さらにイブにも食べさせてしまいました。これにより蛇の仕掛けはまんまとうまくいったわけです。そう、蛇こそ悪魔だったのです。

失楽園の例に誰が誰にあたるかは見れば自明なんですが、そのキッカケが出産となっているのもよく出来ています。キリスト教的概念はあちらの常識なんでしょうかね。

もう一方で面白いのが政治的な視点です。自由、民主主義、平和といったものが独善的で、見方を変えることで正反対になることをうまく描いています。

ルーカスは自分の子供に見せるためにEPISODE I,II,IIIを作ったと言われますがそう考えると非常に教育的な作品ですね。それを最新の映像技術でラップし、チャンバラ風味を加えて一大エンタテインメントに仕立てるんですから素晴らしいです。

さて、これで最初のスターウォーズ、今ではEPISODE IVと呼ばれているシリーズに繋がっていくわけですがこれを結構パクった、いやリスペクトした「ガンダム」というアニメが日本にあります。敵方のキャラがダースベイダーそっくりのヘルメットをかぶっていたり、ライトセーバーならぬビームサーベルを使ってロボットがチャンバラしてみたり、ターゲットスコープはXファイター方式だったりと至るところでパクリが認められます。そんな「ガンダム」もさらに物語構成までパクって、今からでもEPISODE I,II,IIIみたいな、1年戦争の前を是非描いて欲しいですね。どうしてシャアは仮面をかぶるようになったかとか。今ガンダム THE ORIGINで結構そのへんをやっているみたいなので、アニメ化を強く希望します。

ということで、どんなネタでもガンダムに繋げるガンダム部長でした。