穴の数によって、流量がどれだけ変化するか計算してみました。
Cylinder: 10.0mm(2*r1)
Piston: 9.8mm(2*r2)
Piston hole: 1.5mm(2*r3)
1-hole
pai*(r1^2 - r2^2 + 1 * r3^2)
=pai*(25 - 19.36 + 0.5625 )
=pai*(6.2025)
=19.485728433890692561564545584791
=19 [mm^2]
2-hole
pai*r1^2-pai*r2^2+pai*r3^2*2
=pai*(r1^2 - r2^2 + 2 * r3^2)
=pai*(25 - 19.36 + 2 * 0.5625 )
=pai*(6.765)
=21.252874301534951258199782487886
=21 [mm^2]
3-hole
pai*(r1^2 - r2^2 + 3 * r3^2)
=pai*(25 - 19.36 + 3 * 0.5625 )
=pai*(7.3275)
=23.020020169179209954835019390981
=23 [mm^2]
ピストンとシリンダーのクリアランスが大きいため、僅かな変化です。
kaoru
はじめまして。
いつも楽しく読ませて頂いております。
ラジコンも車の事もよく分かってはいないので
この19-22[mm^2]という数値の持つ意味もわかってないのですが、
スケールが1/10ならば逆に10倍(100倍?)の影響になるのかな?
とふと思いつきました。
あ、でもピストンとシリンダーがもっと大きいスケールという事なんですね。
失礼いたしました。。。
tnoma
このエントリーだけでは意味不明ですよね(^^;
今回の計算はピストンの穴とピストンとシリンダーの隙間の面積Sを求めたものです。単位は平方ミリメートル[mmの二乗] です。ダンパーの移動量Lにより、どれだけのオイルが動くか(オイルの流量)は、
オイルの流量=面積S×ダンパーの移動量L
で求められます。
ダンパーオイルは粘度がそれぞれ違っていて、水の粘度を1としたときの粘度を表記しているそうです。ですから200番オイルと400番では2倍違う(100%違う)ことになります。
今回面積Sを求めたのは、穴の数の違いによってどれくらい影響力があるかを見るためでした。計算上穴が一個違うと10%ほどしか変わらないことが分かりました。
オイル粘度は200番から100番ごとに用意されているので50%の影響度、穴の数は10%の影響度となります。
とまあ、そういうのを実際に走行させてフィーリングを確認した上でエントリー化しようと思っていたところでした(^^) これは私の推測ですので、理論的かどうかはまた怪しく、やはり実走で確認しないと。
それでは今後ともよろしくお願いします。
tnoma
>200番から100番ごとに用意されているので50%の影響度
正確にいうと
交換前 -> 交換後 影響度(計算式)
#200 -> #300 50%up(=300/200*100%-100%)
#300 -> #400 33%up(=400/300*100%-100%)
#400 -> #500 25%up(=500/400*100%-100%)
#900 -> #1000 11%up (=1000/900*100%-100%)
(#200は200番オイルという意味)
となりますね。硬いオイルでの100番の違いの影響度は相対的に下がっていきます。