ラジコンサーキットのビジネスモデル

ラジコンサーキットのビジネスモデルを考えてみた。

首都圏には数えるほどしかラジコンサーキットがない現実がある。ユザワヤ吉祥寺店の屋上、浅草、あとは埼玉、千葉県にある程度である。渋谷東急の屋上に数年前にあったらしいが、閉鎖され今はフットサル場になっているという。サーキットの閉鎖、郊外への移転の状況をみると、ビジネス的に厳しいということがわかる。

そもそもラジコンサーキットのビジネスモデルとは、「消耗品ビジネス」である。ビデオデッキはビデオテープを、CDプレイヤーはCDを購入することで成立する。電機メーカーがレーベルを持つのは当然の成り行きといえる。プリクラがヒットしたときに儲かったのは紙を供給したメーカーだという。それと同じことはオフィスでも行われていて、コピー機よりもコピー用紙の方がうまみのある市場となる。

ラジコンサーキットはその社会性、公共性を横に置くと購入したラジコンを走らせ壊してもらい、補修するか新しいラジコンを購入してもらうサイクルで成り立つ。首都圏でそれなりの面積を占有し、しかも騒音などの問題をクリアして、しかし料金は一人一日千円そこそこでは100円パーキングの方がよっぽど儲かるというものだ。

しかしこの消耗品ビジネスのサイクルが崩れているように見受けられる。というのも購入する場所と走らせる場所が分離してしまったからだ。通信販売や、ラジコン専門店がある秋葉原でパーツを購入すると、サーキット運営者のうまみがなくなってしまう。渋谷東急がフットサル場に変更するのもうなづける。

もう一つの問題は、ユーザー層にある。ラジコンが対象とするユーザーは下は小学生から、上は社会人までと幅広い。未成年は使えるお金に制限があり、サーキットビジネスを支えるだけの財力はない。一方社会人はというと財力はあるが時間がないため、頻繁にはサーキットへはいけない。

このダブルパンチにより人口密度が先進国のなかでもっとも高い東京においてもビジネスが成立しにくい環境におかれている。

それではラジコンサーキットをビジネスとして成立させるためにはどうすればよいか。

- 利用料金体系を見直す

 一日定額ではなく、従量課金とする。常連からは多く徴収することと、逆にいえばちょっとだけやりたい人にも抵抗なくはじめてもらうため。そのためにはさらに時間帯をわけて、上級者と初心者の混走を避ける。

- ラジコンを壊しやすいコースとする

 一見するとあざといが、壊して補修パーツを購入してもらう。補修パーツを通販で買われても困るので、補修パーツの在庫は豊富にし、しかも通販と同程度で販売することが必要。あざとくしないためにはコースレイアウトをテクニカルにし、しかも速度が乗るコースにすれば壊れやすいはず。

- アクセシビリティ

電車からのアクセスがいい場所とする。ユザワヤ吉祥寺店は駅ビルの中にあり非常によい。品川、新宿、渋谷、秋葉原などの乗り換え駅が最適。店舗併設は必須なので秋葉原が最高の場所。

電車からのアクセスを諦め、車と自転車だけとするならば比較的自由度は高いが、その場合でも郊外型店舗のように駐車場を確保する必要がある。それならば郊外型店舗のテナントとして店舗を併設し、駐車場の一部をサーキットのために割き、コース作成という手もある。そもそも郊外型店舗の駐車場は土日のピークタイムを除けば埋まることはない。それであれば平日限定サーキットということも考えられないか。

話は少しとぶが、タミヤのやっているタミヤグランプリ、タミヤチャレンジカップは良いビジネスモデルだ。イコールコンディションを保つためのレギュレーションで、タミヤ製品のみの使用で制限をかけている点。店舗併設サーキットでこれに近いことをするのであれば、店舗で購入したラジコンのみサーキット走行可能とすることだ。もしくは走行料金に差をつけることだ。


なぜ今ここでこういうことを考えているかというと、あまりにもラジコンサーキットが少なくて寂しいからです。誰か八王子近辺にラジコンサーキットを作って下さい。そこでラジコン買いますから(^^)