ラリー開催と環境破壊

サーキット行って、ガソリンぶちまいて走ることをたまに「ああ、大気汚染に加担しているな」と自覚することがあります、が。

小林ゆきBIKE.blog: ラリーは健全なるスポーツか、環境破壊か

メーカーに抗議するというのは本質が違うんじゃないか、という気もしてくるわけで。質問状の送り先が違うんじゃないか?という気もして。

明らかに違うと思います。北海道の環境問題として抗議するのであれば、その場所での開催に抗議すべきであり、その相手はFIAか、FIAから認可をもらったJAFです。メーカーは参加するエントラントであり、しかも参加メーカーはSUBARU、MITSUBISHIだけではないです。プライベーターはホンダかもしれないし、トヨタかもしれないし。WRCですから、当然海外のエントラントもいるでしょうから、そうしたらシトロエンやプジョー、フォードだってあるかもしれないでしょう?

余りに短絡的で、稚拙といわざるを得ないです。

その一方でモータースポーツと環境破壊というのはどうしても表裏一体です。最初にいったように大気汚染に加担しているのは間違いないです。

しかし最近オープンカーに乗っているので感じますが、一番空気を汚しているのは産業です。長野に行って、澄んだ空気のなかをオープンエアモータリゼーションを満喫なんてオープンで走ろうものなら、砂利を運んだダンプのディーゼルで環八なんか目じゃないくらいの臭いと粉塵に見舞われてしまいます。これが現状ではなかろうかと。モータースポーツという狭い、目立つところを狙い撃ちするのは活動団体の「広告宣伝」としてしか役立ちません。

北海道のWRCがどんなコースを使うかは知りませんが、新しく道を作るわけではなく、すでにある道を使うはずです。それがラリーって競技です。そしてそこは今も多くの車が往来しているのです。